朝顔 [花]
今朝、江南文化財センター裏で育てている朝顔が2輪、花を咲かせていました。
今年は、江南文化財センターはグリーンカーテン事業には参加していませんが、豊かなみどりを育む取り組みの中、今年も朝顔などの蔓植物を育てています。
ところで、朝顔と言えば、古墳に樹立されていた朝顔型円筒埴輪を思いだします。この埴輪は、筒型の普通円筒埴輪に混じって、ある一定の間隔で樹立されます。ちなみに、埴輪は、弥生時代後期の墳丘墓に置かれた「特殊壺・特殊器台形土器」から円筒埴輪へ発達したと考えられ、朝顔型円筒埴輪は、壺と器台が合体して変化したと考えられています。
横塚山古墳の清掃活動とレクチャー [古墳時代]
横塚山古墳の清掃活動
横塚山古墳や奈良の歴史などのレクチャー
7月29日、熊谷市奈良地区にある熊谷市指定史跡「横塚山古墳」の清掃が行われました。横塚山古墳は全長は約40m、後円部径22.5m、高さは後円部で3.2m、前方部で2.5mの前方後円墳です。国道407号線工事に伴って、昭和46年(1971)と昭和52年(1977)の2度の発掘調査により周溝の一部や円筒埴輪・朝顔形円筒埴輪などが発見されています。古墳の年代は、出土した埴輪から5世紀後半と考えられています。清掃を前に、奈良古墳群と横塚山古墳、奈良地区の歴史について説明しました。奈良小学校児童及び保護者を含む地域住民の約30名が参加し、身近な場所にある古墳の存在を興味深く再認識していました。