「長慶寺本堂・薬師堂」「別府城跡」などの文化財解説板 [普及事業]
令和2年度末に製作した「長慶寺本堂・薬師堂」「別府城跡」などの文化財解説板について、設置箇所の現地確認と、コンクリート補強などの作業を行いました。作業にはワーキングホリデーにより来日し、観光説明板の製作や文化財啓発などの研修を行っているフランス人フォトグラファーのオスカー・ラヴィさんが参加しました。長慶寺は熊谷市西城に所在し、昨年、長慶寺本堂・薬師堂と長慶寺薬師堂厨子が熊谷市の有形文化財に指定されました。別府城跡は東別府に所在し、東別府神社の境内地になっています。お立ち寄りの際はご参照ください。
熊谷市指定有形文化財「長慶寺本堂・薬師堂」、同「長慶寺薬師堂厨子」について記した文化財解説板
県指定文化財史跡「別府城跡」文化財解説版
源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況 [その他]
江南の藤 [花]
「青天を衝け」と熊谷宿小松屋旅館 [その他]
安政6年(1859)刊行の「根本山参詣飛渡里」に描かれた小松屋旅館
矢野玄民『熊谷旧繁昌詞』(日下部朝一郎『熊谷人物事典』から)
NHK 大河ドラマ「青天を衝け」第11回 「横濱焼き討ち計画」の冒頭、江戸に向かおうとしていた尾高長七郎に追いつき、老中・安藤を襲った河野が命を落とし、これに連座したものを幕府が探していると伝えるシーンがありました。その舞台となった旅籠が長七郎の定宿となっていた熊谷宿の小松屋旅館でした。
この小松屋旅館は熊谷宿の上宿と呼ばれる現在の熊谷市本町1丁目に所在した旅籠で、安政6年(1859)刊行の「根本山参詣飛渡里」や、後の明治26年に書かれた矢野玄民『熊谷旧繁昌詞』にも記されています。深谷の血洗島から熊谷宿まで約15キロの距離がありますが、ドラマでは渋沢栄一が長七郎に追いつくために駆け抜けた様子が描かれていました。熊谷宿と渋沢栄一のつながりを垣間見るシーンであったといえます。現在、小松屋旅館が所在していた場所には、銀行などの店舗があります。
初夏の熊谷市名勝「長島記念館・邸宅」 [記念物]
熊谷市名勝「長島記念館・邸宅」では新緑の季節を迎え、屋敷森と建造物のコントラストが美しく目に映えます。主屋では五月人形が展示され、初夏の彩りを演出しています。長島記念館では、多くの美術品絵画とともに渋沢栄一の書が展示されていますが、今回、特別企画として長島記念財団の常務理事である田沼家で所有している渋沢栄一書簡が特別展示されています。どうぞご参照ください。渋沢栄一の書を含め、渋沢と長島家に関連した情報について、今後改めてご報告する予定です。
長島記念館 ご利用案内
■開館時間午前10時〜午後4時
■休館日毎週月・木曜日(祝日を除く)
祝日の翌日(土・日を除く)
夏期・年末年始
■入館料一般 300円小・中学生 100円
■駐車場50台収容
■アクセス・JR高崎線熊谷駅南口からゆうゆうバス「ひまわり号」長島記念館行き40分
「長島記念館前」下車すぐ
・JR高崎線吹上駅から車で5分
長島記念館ホームページ
http://nagashimakinenkan.com/index.html
国登録有形文化財「坂田医院旧診療所」一般公開 [お知らせ]
源宗寺本堂保存修理事業進捗状況 [その他]
第19回源宗寺本堂保存修理委員会 [その他]
4月15日(木)、市内平戸の老人憩いの家平戸荘にて第19回源宗寺本堂保存修理員会が開催されました。委員会メンバーが集まるのは、令和3年2月2日の地鎮式以来、約2か月ぶりとなります。
会議では、建築確認申請の進捗状況の報告や仏像修復に関する協議、棟札の作成などについて話し合いました。
当初は、像の内部補強など必要最低限の修理を見込んでいた仏像修復ですが、昨年12月の大移動やその後の調査の結果、予想以上に像の重量が重く、現状のままでの搬入が非常に困難であることが判明し、前回会議で修復時に像を2分割し、像の全面的な修理を行う方針となりました。
これまで、本堂建て替えのために寄付などを募って資金調達をしてきましたが、ここにさらに仏像修復のための費用がかさむこととなり、費用の工面が非常に大きな課題です。
また、建築確認申請のためしばらくの間、工事を中断していた本堂の建て替えですが、今月中には許可が下り、4月下旬より基礎工事に取り掛かる予定です。上棟は5月下旬を予定しています。
「平戸の大ぼとけ」をさらに広く多くの方に知ってもらうために、より一層情報発信にも力を入れていきたいと思います。
会議では、建築確認申請の進捗状況の報告や仏像修復に関する協議、棟札の作成などについて話し合いました。
当初は、像の内部補強など必要最低限の修理を見込んでいた仏像修復ですが、昨年12月の大移動やその後の調査の結果、予想以上に像の重量が重く、現状のままでの搬入が非常に困難であることが判明し、前回会議で修復時に像を2分割し、像の全面的な修理を行う方針となりました。
これまで、本堂建て替えのために寄付などを募って資金調達をしてきましたが、ここにさらに仏像修復のための費用がかさむこととなり、費用の工面が非常に大きな課題です。
また、建築確認申請のためしばらくの間、工事を中断していた本堂の建て替えですが、今月中には許可が下り、4月下旬より基礎工事に取り掛かる予定です。上棟は5月下旬を予定しています。
「平戸の大ぼとけ」をさらに広く多くの方に知ってもらうために、より一層情報発信にも力を入れていきたいと思います。