源宗寺本堂保存修理事業 進捗情報 [その他]
1月28日、源宗寺本堂の改修に伴う熊谷市の関係機関との調整を行いました。
源宗寺本堂の保存修理事業において、旧来部材の再利用が困難であることが分かり、一部の部材の保存などを除き、建て替えとして概ね新築の形態となることから、開発審査や建築確認に関する諸手続きが必要となります。今回の事業においては、開発に関する「適合証明」という許可と、建築構造の法令的な妥当性を確認するための建築確認の関連申請事務を行うことになりました。
今回の調整では、建築小委員会のメンバーと、熊谷市の開発審査課及び建築審査課職員、開発に関連した雨水の処理管理棟の要件の確認のため河川課職員が同席しました。調整では必要書類の確認や提出図面における留意点などを話し合いました。
12月以降の解体時、部材等の保存が芳しくなく再利用が困難であることが再確認できたことに伴い、新規建築としての申請が必要であると判断し、申請書類の提出を準備しています。これによって2月上旬の着工予定を計画変更し、3月中の着工に向けて工程表の練り直しを進めています。しかしながら、今回のような新たな事務手続きの追加などの状況も加味した上での計画であることから、本年11月頃の完工については予定通りとなる見込みです。
源宗寺本堂の保存修理事業において、旧来部材の再利用が困難であることが分かり、一部の部材の保存などを除き、建て替えとして概ね新築の形態となることから、開発審査や建築確認に関する諸手続きが必要となります。今回の事業においては、開発に関する「適合証明」という許可と、建築構造の法令的な妥当性を確認するための建築確認の関連申請事務を行うことになりました。
今回の調整では、建築小委員会のメンバーと、熊谷市の開発審査課及び建築審査課職員、開発に関連した雨水の処理管理棟の要件の確認のため河川課職員が同席しました。調整では必要書類の確認や提出図面における留意点などを話し合いました。
12月以降の解体時、部材等の保存が芳しくなく再利用が困難であることが再確認できたことに伴い、新規建築としての申請が必要であると判断し、申請書類の提出を準備しています。これによって2月上旬の着工予定を計画変更し、3月中の着工に向けて工程表の練り直しを進めています。しかしながら、今回のような新たな事務手続きの追加などの状況も加味した上での計画であることから、本年11月頃の完工については予定通りとなる見込みです。
テレビ放映情報 J:COM「ジモト応援!埼玉つながるNews~熊谷・深谷~」 源宗寺本堂保存修理事業 [お知らせ]
明日、1月29日(金) J:COM「ジモト応援!埼玉つながるNews~熊谷・深谷~」で、源宗寺本堂保存修理事業について放映予定です。
昨年12月23日に行われた仏像移動の様子を中心に、源宗寺本堂の本解体の様子も取り上げています。是非ご覧ください。
(J:COM熊谷・深谷)
令和3年1月29日(金)
午後6時~
番組は、アプリ「ど・ろーかる」でも配信しています。
問い合わせ先
源宗寺本堂保存修理委員会
事務局 山川宏之(山川会計事務所内)
電話 048-526-5874
ホームページ https://oobotoke.com/
昨年12月23日に行われた仏像移動の様子を中心に、源宗寺本堂の本解体の様子も取り上げています。是非ご覧ください。
(J:COM熊谷・深谷)
令和3年1月29日(金)
午後6時~
番組は、アプリ「ど・ろーかる」でも配信しています。
問い合わせ先
源宗寺本堂保存修理委員会
事務局 山川宏之(山川会計事務所内)
電話 048-526-5874
ホームページ https://oobotoke.com/
令和3年文化財防火デー妻沼聖天山防災訓練 [普及事業]
源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況 [その他]
源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況 [その他]
1月21日(木)、熊谷市指定有形文化財「木彫大仏坐像(平戸の大ぼとけ)」を収蔵する仮建屋にて、中央消防署の職員2名と江南文化財センターの担当職員、源宗寺本堂保存修理委員会から事務局長と地元在住のメンバー数名が集まり、防災設備の確認を行いました。
建物自体が文化財に指定されている場合、防災設備として①消火器、②自動火災報知機、③誘導灯の3つの設置が必要となります。
今回の場合は、建物ではなく中に収蔵されている仏像が文化財となっているため、消防署の判断により、消火器の設置のみで対応することとなりました。消火器は2本用意し、1本は仮建屋内に、もう1本は境内の桶置き場に設置します。
すでに委員会関係者の緊急事態時の連絡網を作成済ですが、今回の話し合いで、万一の際に地元在住の関係者がすぐに対応に当たれるよう、仮建屋のスペアキーを増やすことが決まりました。
建物自体が文化財に指定されている場合、防災設備として①消火器、②自動火災報知機、③誘導灯の3つの設置が必要となります。
今回の場合は、建物ではなく中に収蔵されている仏像が文化財となっているため、消防署の判断により、消火器の設置のみで対応することとなりました。消火器は2本用意し、1本は仮建屋内に、もう1本は境内の桶置き場に設置します。
すでに委員会関係者の緊急事態時の連絡網を作成済ですが、今回の話し合いで、万一の際に地元在住の関係者がすぐに対応に当たれるよう、仮建屋のスペアキーを増やすことが決まりました。
源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況 [その他]
1月19日、源宗寺本堂の建て替え現場の地質状況等を把握するため、地盤調査を実施しました。
過去の調査履歴によると、新たな建物を想定する位置の北西側が、安定地盤に至るまで地下約9メートルの深さを要するとされていたため、基礎構造の検討により、通常基礎より深度があるパイル工法を実施する予定となっています。
今回の調査では建て替える本堂の四隅付近の状況を把握することとなり、それぞれが安定地盤の層まで約4メートルという結果が出ました。このことから各点において地盤の過度に脆弱な箇所が無いことが分かりました。
通常基礎でも許容とされると考えられますが、新築後、二体の大仏を安全に保管するためには工法を変えず基礎の万全な方策で実施する見込みです。正確な結果報告は今後となりますが、建築上としては少し安心できるものであったと思われます。
過去の調査履歴によると、新たな建物を想定する位置の北西側が、安定地盤に至るまで地下約9メートルの深さを要するとされていたため、基礎構造の検討により、通常基礎より深度があるパイル工法を実施する予定となっています。
今回の調査では建て替える本堂の四隅付近の状況を把握することとなり、それぞれが安定地盤の層まで約4メートルという結果が出ました。このことから各点において地盤の過度に脆弱な箇所が無いことが分かりました。
通常基礎でも許容とされると考えられますが、新築後、二体の大仏を安全に保管するためには工法を変えず基礎の万全な方策で実施する見込みです。正確な結果報告は今後となりますが、建築上としては少し安心できるものであったと思われます。
文化遺産国際協力コンソーシアム 研究会「文化遺産とSDGs Ⅲ ―地域社会における文化遺産の役割を考える―」 [お知らせ]
文化遺産国際協力コンソーシアムでは、第28回研究会(ウェビナー)「文化遺産とSDGs Ⅲ ―地域社会における文化遺産の役割を考える―」を以下の要領で開催いたします。どなたでもご参加いただけます。ふるってご参加ください。
第28回研究会(ウェビナー)
「文化遺産とSDGs Ⅲ ―地域社会における文化遺産の役割を考える―」
日 時:2021年1月31日(日)13:00-15:15
場 所:オンライン(Zoom ウェビナー)
参加費:無料(要事前登録)
詳細、お申込方法はこちらをご覧ください。↓
https://www.jcic-heritage.jp/jcicheritageinformation20210108/
問合せ 江南文化財センター 電話048-536-5062
源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況 [その他]
本日1月20日は、1年で最も寒いといわれる二十四節季の「大寒」です。厳しい寒さのなか、市内平戸の源宗寺本堂の跡地では、埋蔵文化財の試掘調査が実施されました。
土器や石器などの遺物が出土したり、古墳や居住跡などの遺跡が土中に埋もれている土地のことを包蔵地といいます。源宗寺が所在するこの場所は、平戸遺跡という遺跡の包蔵地に該当しています。
今回は、熊谷市指定有形文化財である2体の木彫大仏坐像(平戸の大ぼとけ)が、かつて本堂内で安置されていた場所の真下を含め、遺物の出てくる可能性が高いと思われる計3ヶ所で試掘調査を実施しました。
ショベルカーを使い、少しずつ水平に地面を掘っていきます。
江南文化財センターの担当職員が、カマやスコップを使って地層がきれいに見えるよう、丁寧に土を削っていきます。
今回の調査では、源宗寺本堂建設当初のものと思われる礎石がいくつか出土しました。
来月2月2日(火)には、地鎮式が行われます。源宗寺跡地にて、午前10時より開催予定です。
土器や石器などの遺物が出土したり、古墳や居住跡などの遺跡が土中に埋もれている土地のことを包蔵地といいます。源宗寺が所在するこの場所は、平戸遺跡という遺跡の包蔵地に該当しています。
今回は、熊谷市指定有形文化財である2体の木彫大仏坐像(平戸の大ぼとけ)が、かつて本堂内で安置されていた場所の真下を含め、遺物の出てくる可能性が高いと思われる計3ヶ所で試掘調査を実施しました。
ショベルカーを使い、少しずつ水平に地面を掘っていきます。
江南文化財センターの担当職員が、カマやスコップを使って地層がきれいに見えるよう、丁寧に土を削っていきます。
今回の調査では、源宗寺本堂建設当初のものと思われる礎石がいくつか出土しました。
来月2月2日(火)には、地鎮式が行われます。源宗寺跡地にて、午前10時より開催予定です。
拾六間村の道標 [近世]
熊谷市拾六間にある徳蔵寺の南東に石造物が載る小さな塚があります。塚の上にある石造物は2つあり、昭和初期の供養塔と、「山神」と刻まれた道標です。この道標は江戸時代末期の嘉永年間に建立されたもので、同地域の旧拾六間村の落合氏などによって寄進されたものです。当時は、石に刻まれていたように「十六間村」と表記されていたことも分かります。道標の下部には東西南北に所在する地名が力強く彫られています。東には「熊ヶや(熊谷)」、西には「ふかや」、南には「よりゐ」、北には「めぬま」という地名が示されています。拾六間村から各地に向かう基点に置かれていたことが推定されます。または、この塚の位置がそれを意味し、「山神」という表記からも旅人の安全や地域の安寧を願って建立されたと考えられます。
嘉永の年号と地元寄進者の名前が記されている。
東 熊ヶや(熊谷)
西 ふかや
南 よりゐ
北 めぬま
ー熊谷の名工の足跡を辿るー桐生天満宮 [建造物]
桐生天満宮は、群馬県桐生市に所在する神社で、北関東を代表する彫刻建築の一つです。寛政元年(1789)に建てられた社殿は、熊谷の国宝・歓喜院聖天堂と同様に、拝殿と本殿を石の間でつなぐ、いわゆる権現造りです。
社殿は本殿を中心に、緻密な彫刻が施され、うっすらと彩色が確認できます。建設当初は、歓喜院聖天堂のように極彩色に彩られていたと考えられます。これらの彫刻は、勢多郡黒保根村出身の彫刻師・関口文治郎他8名によって手掛けられました。文治郎は“上州の甚五郎”と称され、熊谷の国宝・歓喜院聖天堂の再建に携わった人物で、多くの県・市指定有形文化財にその名が刻まれています。
中国の故事に基づいた彫刻で埋め尽くされた本殿。龍が彫られた柱が特徴的です。
縁を支える組物は、黒漆に朱色で縁取られています。
柱や長押には、地紋彫りが施され、花頭窓の廻りには二匹の龍が絡み合っています。
桐生天満宮社殿は、平成2年9月25日に群馬県の指定重要文化財となっています。