国選定保存技術保持者認定―花輪滋實氏―を祝した懸垂幕の設置 [普及事業]
熊谷市内在住の花輪滋實氏の国選定保存技術保持者認定を祝して熊谷市役所本庁舎に懸垂幕を設置しました。選定保存技術に選定された「表具用木製軸首製作」にちなんで掛け軸の形態をイメージしたデザインとして、軸首の部分を矢印で示しました。本庁舎にお越しの際はご覧ください。9月25日までの予定で設置しています。(台風等により一時的に掲示を休止する場合もあります)
埼玉県 県政広報テレビ番組「いまドキッ!埼玉」の撮影に向けて [普及事業]
赤岩渡船場(葛和田渡船場)。対岸が群馬県。
渡し舟となる新千代田丸に乗り、県境付近を確認。
埼玉県とテレビ埼玉(テレ玉)の担当者が利根川の赤岩渡船場を訪れ、埼玉県政広報テレビ番組「いまドキッ!埼玉」の撮影に向けた打合せが行われました。とにかく暑かったです。ただし、船上は風もそよぎ涼しくもありました。
7月下旬撮影、8月中旬の放映予定で、準備を進めています。テーマは「県境」。赤岩渡船は、埼玉県熊谷市葛和田と群馬県千代田町赤岩をつなぐ主要地方道(県道)熊谷・館林線上を運航する船のことで、戦国時代の記載が残るなど長い歴史があります。渡し舟がなくなりつつある昨今、貴重な歴史遺産なのかも知れません。
番組には、江南文化財センター担当者も出演予定です。以前、群馬テレビの「ぐんまトリビア図鑑」という番組で県境の熊谷市妻沼小島地区が紹介され、大きな話題を集めましたが、今回はどのような番組になるのか。その前に、どのような撮影が行われるのか。おって詳細をご案内したいと思います。お楽しみに。
講演会「妻沼聖天山と渋沢栄一」あいさつ・辻説法 [普及事業]
令和3年4月18日に開催された妻沼聖天山の春の例大祭での講演会「妻沼聖天山と渋沢栄一」に際して、講演会前に行われた妻沼聖天山歓喜院の鈴木英全院主によるあいさつと辻説法の様子をYouTubeで公開しています。なお、講演会内容については後日ご紹介します。妻沼聖天山本殿の国宝「歓喜院聖天堂」を前にしての石舞台上での晴れやかな行事となりました。熊谷市内における渋沢栄一と地域の歴史を学ぶ講演会の第2弾となります。どうぞ、ご参照ください。
解説会「愛染堂と藍玉産業―尾高惇忠筆の奉納額と渋沢家の関わり―」 [普及事業]
本年2月、熊谷市下川上の愛染堂で開催された解説会「愛染堂と藍玉産業―尾高惇忠筆の奉納額と渋沢家の関わり―」の様子をダイジェスト版として講演部分を中心にYouTubeで配信しています。NHK大河ドラマ「青天を衝け」を記念して、熊谷市内における渋沢栄一と地域の歴史をめぐるシリーズ第1弾として企画されたものです。ご参照ください。
直実市民大学「熊谷市の文化財」講義 [普及事業]
講座「佐谷田の歴史と文化遺産―埼玉県熊谷市佐谷田・郷土の歴史文化を再認識する―」 [普及事業]
熊谷市立星宮小学校 歴史探検 [普及事業]
観光庁地域観光資源の多言語解説整備支援事業による妻沼聖天山の取材 [普及事業]
国宝「歓喜院聖天堂」での説明
重要文化財「貴惣門」での彫刻の確認
令和3年度の観光庁地域観光資源の多言語解説整備支援事業に採択された熊谷市文化遺産保存実行委員会の妻沼聖天山及び熊谷うちわ祭などに関連した文化財等の多言語化に向けた関係者の現地取材が行われ、対応しました。観光庁担当職員の他、関東運輸局職員、当該事業の受託者である凸版印刷株式会社担当者、制作会社のファンキーコープのアカウントマネージャーと外国人担当者などが国宝「歓喜院聖天堂」などを巡り、事業監修者でもある江南文化財センター職員が日本語と英語を交えながら対応しました。
今回は、国内の多言語解説整備支援事業における最初の現地取材となったことから、過日のズームでの打ち合わせ会議を経て、関係所管の担当者が集合する最初の機会となりました。熊谷らしい快晴の暑さの中、国宝・重要文化財などの建造物群や斎藤別当実盛の銅像や芭蕉句碑がある妻沼聖天山周辺、国登録有形文化財「坂田医院旧診療所」などを確認しました。今回の取材を踏まえ、文化財説明版やリーフレットなどに使用する英語データを作成し、活用する事業をスタートさせることになります。
国指定史跡「黒浜貝塚」VR体験 in 蓮田市文化財展示館 [普及事業]
国指定史跡「黒浜貝塚」VR体験
黒浜貝塚ガイダンスコーナー
蓮田市に所在する黒浜貝塚は、関東地方を中心とした縄文時代前期中葉「黒浜式土器」の標式遺跡貝塚であり、平成18年に国指定史跡に指定され、平成25年に追加指定されています。黒浜貝塚に隣接し、同遺跡からの出土遺物などを展示している蓮田市文化財展示館では、黒浜貝塚の全容や縄文時代の奥東京湾の変遷などを疑似体験できるVR(バーチャルリアリティ)システム設備があり、予約制で利用することができます。多方向から撮影した画像などが組み合わされ、臨場感ある遺跡探索を楽しみことができます。詳細については、同館ホームページをご確認ください。今後、このような新たな技術を活かしたVR体験展示などが増えていくのかも知れません。
蓮田市文化財展示館ホームページ
https://www.city.hasuda.saitama.jp/kyoiku/bunkazai/tenjikan/index.html