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熊谷市指定有形文化財(絵画)「八幡神社古絵図」に関する芝浦工業大学と東京藝術大学研究者による調査 [絵画史]

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 7月27日、熊谷市指定有形文化財(絵画)の「八幡神社古絵図」に関する、芝浦工業大学の小柏典華さんと、東京藝術大学の大和あすかさんを中心とする研究グループによる調査が江南文化財センターで行われました。
 この「八幡神社古絵図」は、徳川家御用工匠であった藤原正清が、徳川家光の依頼により寛永3年(1626)に作成した設計図に、狩野探幽守信が盛付け画法により、彩色を施した二幅の絵画で形状が双方異なり、現在は掛軸に表具されています。藤原正清の孫が妻沼の林家に養子となったときに、持参したと伝えられ、妻沼聖天堂設計の参考となったと言われています。その後、林家と共作関係にあった清水家が引き継ぎ、保存しています。国宝「歓喜院聖天堂」の歴史的発祥を知る上で貴重な絵画であり、妻沼聖天山や林家にも同様の絵図が保管されていることから、その共通性や傾向についての調査研究が今後の課題であると考えています。
 研究グループは、精密な機器を使用し、彩色の年代測定などを行いました。また、清水家所蔵の資料調査を合わせて実施しており、当該資料の歴史的意義などの解明に向けて調査研究を進めています。国宝「歓喜院聖天堂」の信仰や寄進の状況についての新たな情報が得られる可能性もあります。




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花様年華としてのラファエル前派 [絵画史]


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 19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスを中心に活躍したラファエル前派。その文字からも分かるようにイタリアルネサンス期に活躍したラファエロ・サンティとそれ以前の絵画様式に影響を受け、近代における絵画芸術の革新を提唱したグループです。ミレー(John Everett Millais)、ハント(William Holman Hunt)、ロセッティ(Dante Gabriel Rossetti)などが主要メンバーに挙げられ、英国の作家シェークスピアや古代神話をモチーフにした耽美的な作風で知られています。その傾向や美術史への影響などを論じた考察を、熊谷地域の情報サイト「くまがやねっと」に掲載しました。コロナ禍によってヨーロッパへの渡航が難しくなった昨今、異国で花開いた絵画史に興味を持っていただけたら幸いです。

同サイト内、「熊谷・軽井沢・プラハ」
https://www.kumagayakan.net/info/now/labo2107.html




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Web美術展 in Saitama [絵画史]


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開催要項
新型コロナウイルスの感染拡大により、外出自粛や他者との接触制限など、わたしたちはこれまでに経験したことのない事態に直面しています。埼玉県の文化芸術活動も、美術館をはじめ多くの文化施設が休館し、人が集う催しが中止されるなど、大きな影響を受けました。しかし、家にいること、人と距離をとることが求められるいまだからこそ、何かをつくってみたい、誰かがつくった作品を見てみたいと思われた方もいるのではないでしょうか。 コロナ禍において、多くの方々の「いま、つくる、よろこび」を発信し、その熱気を共有する場として「Web 美術展 in Saitama」を開催します。

募集期間 令和 3 年 7 月 12 日(月)~ 8 月 6 日(金)

公開期間 令和 3 年 9 月 1 日(水)~ 10 月 29 日(金)

※ 出品作品に対する入賞等の審査は行いません。
※「Web 美術展 in Saitama」特設 Web サイトにて出品作品を公開します。
※ 作品の応募が多数あった場合は、会期を分ける可能性があります。
部 門 ● 日本画(水墨画を含む) ● 洋画(版画を含む) ● 彫刻
● 工芸 ● 書(篆刻・刻字を含む) ● 写真
● グラフィックデザイン(ポスター、イラストレーション、キャラクターデザイン等)
出 品 料 無料
出 品 数 各部門1点まで(複数部門での応募可)
※ この展覧会は従来の埼玉県美術展覧会(県展)とは異なります。
主 催 埼玉県 埼玉県教育委員会 埼玉県芸術文化祭実行委員会 埼玉県美術展覧会運営委員会
協 賛 朝日新聞さいたま総局 共同通信社さいたま支局
産経新聞さいたま総局 時事通信社さいたま支局 東京新聞さいたま支局
FM NACK5 毎日新聞さいたま支局 読売新聞さいたま支局


1 応募方法
(1) 特設Webサイトからの出品
特設 Web サイト(7 月上旬頃開設)の申込フォームに必要事項を記入の上、作品を撮影した写真のデジタルデータを添付して申し込むこと。データのフォーマットは jpg か png とし、データの容量は 10MB 以下とすること。
●申込期間:令和 3 年 7 月 12 日(月)~8 月 6 日(金)
(2) 郵送による出品 (簡易書留等の記録が残る方法でお送りください)
現像・プリントアウトした写真(裏面に「氏名」「作品の題名」「番号〈工芸・彫刻のみ〉」を記載)と出品申込書を同封し、下記の宛先まで郵送すること。写真は L 版サイズ等とし、A3 以下とすること。出品申込書は特設 Web サイトからダウンロードすること。
●宛先:〒330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂 3-15-1
埼玉県教育局市町村支援部文化資源課 博物館・美術館担当
●申込期間:令和 3 年 7 月 12 日(月)~8 月 6 日(金)必着



詳細については、「Web 美術展 in Saitama」公式ホームページをご参照ください。
余談ながら、江南文化財センター職員も応募してみたいと思います。

https://wae-saitama.com/




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熊谷市議会棟の清水信二《株立ちの桜》 [絵画史]


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 熊谷市役所西側の議会棟の壁に、清水信二《株立ちの桜》(熊谷市立熊谷図書館所蔵)が展示されています。清水さんは熊谷市文化財保護審議会副会長や熊谷市美術家協会会長を歴任され、戦後すぐの時期から参加し後に会長となった洋画団体の朱麦会顧問として現在も精力的な制作を進めています。満開の桜が印象的な油彩作品で、春の麗かさを感じることができます。3月議会も開会し、市政についての関連質問に向けて準備が行われています。その中に穏やかな雰囲気を醸し出してくれる絵画です。


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東京藝術大学研究者による熊谷市指定文化財「八幡神社古絵図」の調査 [絵画史]


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熊谷市指定文化財「八幡神社古絵図」を調査する東京藝術大学の小柏典華さん(奥)ら

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展示した二作

 熊谷市指定有形文化財(絵画)の「八幡神社古絵図」について、東京藝術大学美術研究科文化財保存学専攻保存修復建造物研究室の博士(文化財)の小柏典華さんと、文化財建造物の保存修理を専門とする株式会社安田工務店の技術者が調査に来訪しました。同作は熊谷市の妻沼地域で個人所有されていましたが、江南文化財センターに移管され、展示室内に仮展示して対応しました。顔料などを紙面に塗り上げる高度で精緻な表現がいかんなく表現された絢爛豪華な作品で狩野派のエッセンスを感じることができます。小柏さんは、歴史的建築を専門としており、建築の設計図面の要素を持ち合わせながら、細微な塗抹の技法について高く評価していました。

 この「八幡神社古絵図」は、徳川家御用工匠であった藤原正清が、徳川家光の依頼により寛永3年(1626)に作成した設計図に、狩野探幽守信が盛付け画法により、彩色を施した二幅の絵画で形状が双方異なり、現在は掛軸に表具されています。藤原正清の孫が妻沼の林家に養子となったときに、持参したと伝えられ、妻沼聖天堂設計の参考となったと言われています。その後、林家と共作関係にあった清水家が引き継ぎ、保存しています。国宝「歓喜院聖天堂」の歴史的発祥を知る上で貴重な絵画であり、妻沼聖天山や林家にも同様の絵図が保管されていることから、その共通性や傾向についての調査研究が今後の課題であると考えています。




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絵画展「新たなるバロック」と演奏会《無伴奏の先にある希望》 [絵画史]



 2017年12月に開催された絵画展「新たなるバロック」と合わせて開催された演奏会《無伴奏の先にある希望》(絵画:山下祐樹 演奏:ヴァイオリニスト 石亀希実 後援:熊谷市教育委員会)について、展覧会の会場風景と演奏会の収録映像をYouTubeで公開しています。コロナ禍により芸術文化の活動は縮小傾向にあります。感染拡大が続く中、先行きも見通せない状況ですが、新たなツールを生かしながら発信を続けていきたいと思います。希望を持ちながら。

本年は大変お世話になりました。
本年も引き続き「熊谷市文化財日記」を見ていただきありがとうございました。
コロナ禍で文化財事業も通常とは異なる事業進捗とならざるを得ないものとなりました。
感染拡大の収束を願うばかりです。
2021年はより良い1年でありますようご祈念申し上げます。
よいお年をお迎えください。






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熊谷市立奈良小学校展示 山下仙之助『集福寺』 [絵画史]

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熊谷市立奈良小学校の玄関に1枚の絵画が展示されています。
地元の奈良出身の画家、山下仙之助が描いた『集福寺』です。
奈良小学校から徒歩5分の場所に位置する集福寺の境内を描いた油彩です。
この寺は旧来は七堂伽藍と呼ばれる境内の建造物の形式で建立され、
現在もその一部を除く配置が維持されています。
画家の山下は生涯を通じて集福寺を題材としており、多くの風景画が残されています。
本作は境内のうち鐘楼を描いており、母校である奈良小学校に寄贈したものです。


熊谷デジタルミュージアム
「山下仙之助」
http://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/ijin/yamasitasennosuke.htm


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「坂東洋画会結成100周年記念 山下仙之助 絵画展―日常の美と印象派への系譜―」動画配信 [絵画史]



昨年開催した「坂東洋画会結成100周年記念 山下仙之助 絵画展―日常の美と印象派への系譜―」について絵画と講演の様子を動画で収録し、YouTubeで配信しています。現在、コロナ禍により、美術や芸術の分野は大きな影響を受けており、再開された美術館や開催されている展覧会は多いものの、リモートやオンラインで絵画を楽しめる機会を作ろうと様々な取り組みが進められています。地域の美術アート展覧会であるビエンナーレやトリエンナーレなども、実際の現地では開催せずにオンラインでの開催となるなど、新たな方法を探りながらの未来に向けたアート作りが試行されています。この動画も熊谷市のその試みのひとつとして制作しました。ご参照ください。


山下仙之助特設ページ(熊谷デジタルミュージアム内)
http://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/ijin/yamasitasennosuke.htm



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展覧会「日本美術の記録と評価ー調査ノートに見る美術史研究のあゆみー」 [絵画史]

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展覧会「日本美術の記録と評価ー調査ノートに見る美術史研究のあゆみー」が2020年7月14日(火)から東京国立博物館で開催されます。
https://www.tobunken.go.jp/exhibition/202007/

美術作品がどのように調査、研究され、美術史研究がどう形作られてきたかを、明治期の今泉雄作・平子鐸嶺、昭和期の田中一松・土居次義という4人の美術史研究者の調査ノートと、実際の作品からご紹介します。

デジタルガジェットなどなく、写真を撮るのも容易ではなかった時代に、研究者たちは紙のノートに筆や鉛筆でスケッチをしたり、詳細に所見を記録したりしました。そのノートすら手作りのこともありました。特設サイトでは、展示されている調査ノートの一部のページを「めくって」読むことが可能で、手書きの文字を翻刻(テキスト化)して表示しています。東博での実物や作品の展示とあわせて、特設サイトも是非ご覧ください。
(出典参照:東京文化財研究所ホームページ)



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権代美重子著『日本のお弁当文化: 知恵と美意識の小宇宙』 [絵画史]


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権代美重子 著『日本のお弁当文化: 知恵と美意識の小宇宙』が刊行されました。埼玉新聞の書評でも掲載されています。その中で駅弁当の包装デザイン(駅弁掛紙)の画像などについての提供と監修を行いました。
熊谷の清水藤左衛門(1880-1952)は、明治16年熊谷駅開業に際し、熊谷駅前に客待ちの茶店を出し、駅売り弁当や熊谷五家宝の駅売りを初めて行いました。駅弁販売のコーディネートも行い、その意匠が高く評価されています。

熊谷デジタルミュージアム 駅弁掛紙 特別ページ
http://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/syuzou/ekiben/index.htm


権代美重子著『日本のお弁当文化: 知恵と美意識の小宇宙』法政大学出版局
https://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-30052-3.html

書誌概要
和食が世界無形文化遺産に登録され、近年ますます国内外から注目されている「お弁当」。百姓や雑兵の携行食から、観劇のお供の幕の内、各地の名産の詰まった駅弁、松花堂や現代のキャラ弁にいたるまで、庶民のエネルギー源であり美意識の表現でもあったお弁当は、どんな歴史を歩んできたのか。だれもが愛する独特の文化を、器や食の作法の伝統にも注目しながら語り下ろした初の書。オールカラー。


単行本: 252ページ
出版社: 法政大学出版局 (2020/4/16)
言語: 日本語
ISBN-10: 4588300520
ISBN-13: 978-4588300523
発売日: 2020/4/16
梱包サイズ: 18.9 x 13 x 2.3 cm


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