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江南文化財センター屋根樋管の清掃 [その他]

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2月25日、江南文化財センターの屋根樋管の清掃が行われました。センターの南側には暴風保安林が広がり、落葉樹の落ち葉が屋根付近に堆積することが多く、樋管が詰まりやすくなっています。そのため定期的な清掃が必要となり、専門業者が高所作業車を用いてジェット水などを吹きかけて作業しました。江南文化財センターは北側に窓があり、北からの自然光が室内に入る「ノースライト」の構造となっています。南側の森と北側の正面風景という構図で珍しいかも知れません。そんなことからも、今回のような作業も感慨深く考えてしまうところです。






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埼玉未来大学ライフデザイン科熊谷学園 江南文化財センターを学ぶ [普及事業]

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2月20日、埼玉未来大学ライフデザイン科熊谷学園の皆様が江南文化財センターを来訪しました。所内施設の紹介と文化財の解説を通じて熊谷市の文化財保護事業の状況等についてお話ししました。通常は閉館日となる土曜日ではありましたが、特別の見学会として開催しました。展示室や収蔵庫などに対して興味を持たれた方々も多く、向学心の助力となればと考えています。




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集福寺と青天を衝け [その他]

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 市内下奈良にある集福寺は、江戸時代末期から明治時代にかけて、この地の名主として土木民生の事業につくした慈善事業家・吉田市右衛門の菩提寺として知られています。
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 吉田市右衛門墓

 文久3年(1863)、薩英戦争でイギリスの捕虜となった五代友厚が幡羅郡四方寺村(現在の熊谷市四方寺)の吉田六左衛門家に逃れ匿われた際、吉田市右衛門とも交流しました。
 五代友厚は、薩摩藩に生まれ、大阪の経済復興に貢献した実業家として有名です。1867年に開催されたパリ万国博覧会に薩摩藩として参加し、このとき幕府の一員として参加していたのが渋沢栄一でした。後に、渋沢栄一と並び「西の五代、東の渋沢」と称されました。
 今後、NHK大河ドラマ「青天を衝け」での五代友厚の登場にも注目したいです。

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長島記念館と青天を衝け [建造物]


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石蔵の美術展示室(左側)

 熊谷市小八林にある長島記念館は、旧埼玉銀行頭取の故長島恭助氏の邸宅で、庭園と建物含む敷地全体が熊谷市の名勝に指定されています。現在、新型コロナウイルス対策を万全にして通常開館しています。石造の蔵や江戸時代後期に建立された母屋、収蔵展示している日本近代美術コレクションをお楽しみください。NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公の渋沢栄一が揮毫した書も収蔵されています。


〒369-0103 埼玉県熊谷市小八林1022番地 TEL・FAX:0493-39-2025

■開館時間午前10時〜午後4時■休館日毎週月・木曜日(祝日を除く)
祝日の翌日(土・日を除く)
夏期・年末年始■入館料一般 300円(210円)
小・中学生 100円(70円)
*( )内は20名以上の団体■駐車場50台収容■アクセス・JR高崎線熊谷駅南口からゆうゆうバス「ひまわり号」長島記念館行き40分
 「長島記念館前」下車すぐ
・JR高崎線吹上駅から車で5分


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NHK大河ドラマ「青天を衝け」幕を開ける [普及事業]

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Twitter 大河ドラマ「青天を衝け」サイトより

 幕末から近代日本の礎を築いた日本近代資本主義の父となる渋沢栄一の生涯を描く俳優の吉沢亮さん主演の2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)が2月14日にスタートしました。熊谷ともつながりの深い渋沢栄一。幾度も熊谷を訪れ、家業の藍玉作りは北武蔵全域の当時の産業でもあるなど関係が深いものがあります。初回を見ると、方言も馴染みのあるもので、熊谷人にとっても思い入れのある作品になりそうな予感がしています。約一年間を通じて渋沢の偉業と、北埼玉地域を発端とした躍動感ある歴史の展開を堪能できたらと感じています。


NHK大河ドラマ「青天を衝け」公式サイト
https://www.nhk.or.jp/seiten/





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アルスコンピュータ専門学校特別講義 [普及事業]


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 熊谷市名勝「星溪園」において、アルスコンピュータ専門学校の特別講義を開催しました。同専門学校は星溪園と同じく鎌倉町に位置し、日本文化を学ぶ機会として特別講義が毎年開催されています。今回は新型コロナウイルス対策もあり、2グループに分けて星溪園の庭園について学ぶほか、南に位置する石上寺本堂内の見学も実施しました。明治時代初頭に完成した当時の「池亭」が現在の星溪園になるまでの経緯などについてお話ししました。また、石上寺にはエドワード・シルヴェスター・モースの銅像があり、明治時代に当寺で行われたモースによる進化論の講義について紹介しました。例年、解説後はお茶席に実際参加する機会を設けましたが、今回は簡易的な体験に留めて実施しました。緊急事態宣言が延期されている状況で、建物内の利用は休止中ですが、庭園内の散策は可能ですのでお楽しみください。



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第18回源宗寺本堂保存修理委員会 [その他]

 2月2日(火)、源宗寺本堂「地鎮式」終了後、平戸荘にて第18回源宗寺本堂保存修理委員会が開催されました。議題では仮建屋に移動した仏像の今後の修繕方法や、現在手続きを進めている建築審査等の進捗状況について話し合いました。工事の本格的な開始に向けて準備を続けていく予定です。
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熊谷の名工の足跡を辿るー雷電神社ー [建造物]

 群馬県邑楽郡板倉町にある雷電神社は、江戸時代後期を代表する神社建築です。
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 現存する社殿は、天保6年(1835)に建立されました。その造りは、拝殿と本殿を「石の間」と呼ばれる幣殿で繋いだ、いわゆる権現造りで、屋根は瓦棒銅板葺となっています。
 大工棟梁を務めたのは、武州川俣村の三村和泉守、彫刻を手掛けたのが上州花輪村の石原常八父子(二代目・三代目)です。石原常八父子(二代目・三代目)は、三村家から妻沼の林家に養子に入った林家五代目・正道と共に妻沼聖天山の貴総門(国指定重要文化財)を造営したことでも知られています。
 本殿には緻密な彫刻が施され、白木彫りの柱や長押と極彩色に彩られた見事な彫刻群が融合しています。
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 本殿右側胴羽目彫刻 素戔嗚尊(すさのおのみこと)の大蛇退治
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 本殿右側胴羽目彫刻 大志王夫人
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 本殿背面胴羽目彫刻 神功皇后
 本殿左側には「浦島太郎」の彫刻が施されています。
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 また、下段の腰羽目彫刻には、獅子舞や凧上げ、鰻とりをする唐子遊びの様子が刻まれています。

 社殿は、昭和61年から平成元年にかけて彩色の保存修理が行われています。
 雷電神社社殿は、昭和59年12月に県指定重要文化財となっています。また、雷電神社には11枚の棟札があり、そのうちの2枚(天保6年と天保13年)が県指定となっています。
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 境内には、社殿を囲むようにたくさんの蝋梅が植えられ、甘い香りが漂っていました。

 

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源宗寺 地鎮式 [お知らせ]

 2月2日(火)、市内平戸の源宗寺跡地にて、地鎮式が行われました。当日は風が強く、準備中に掛軸が吹き飛ばされるハプニングもありましたが、心配されていた雨も朝のうちにあがり、無事に儀式を終えることができました。
 委員会メンバーも、仏式での地鎮式ははじめてということで、寺院を兼務する東竹院の岸ご住職の指示を受けながら準備を進めました。
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 建設予定地の中央、1坪(1間×1間)のスペースに4本の青竹を立て四角に区切り、仏様の神聖な領域をつくります。地面には白砂をまき、穴を掘り、盛砂をつくります。
 祭壇には、香炉と蝋燭を置き、洗米、塩、水、清酒、野菜と果物をお供えします。そして祭壇中央には、掛軸を掛けます。東竹院で保管されているこの掛軸は江戸時代のものだそうです。
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 式には、委員会メンバーをはじめ、檀家の方数名が参列し、一人ひとりお焼香をあげ、工事の安全を祈願しました。
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 地鎮式の様子は、本日2月5日(金)、J:COM「ジモト応援!埼玉つながるNews~熊谷・深谷~」にて放送予定です。是非ご覧ください。

(J:COM熊谷・深谷)
令和3年2月5日(金)
午後6時~
番組は、アプリ「ど・ろーかる」でも配信しています。






 
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ムサシトミヨ生息個体数調査 2日目 [記念物]

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 2月4日に2日目となるムサシトミヨ個体数調査が実施されました。今回の調査は、埼玉県指定文化財となる天然記念物区間が主な調査個所で、約400メートルある区間のうち4カ所で実施し、前日の調査より多くのムサシトミヨが確認されました。水中での中腰姿勢での作業は意外と大変でしたが、5年に一度の調査に参加できたことは実に感慨深いものでした。調査結果については、主催者のムサシトミヨ保全推進協議会が情報を整理し報告する予定です。



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