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中世石造物調査 [中世]

本日、熊谷は36.3度の猛暑日でした。
市史編さん事業に伴う中世石造物調査は、市内広瀬地域の個人所有の板碑等の調査を行いました。
午前中は個人墓地の調査を行い、午後からは、個人宅所蔵の板碑をお借りして、玉井公民館にて拓本・計測等の調査を行いました。
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↓は応安八年(1375年)銘の板碑の拓本です。
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中世石造物調査 [中世]

市史編さん事業に伴う、中世石造物調査を実施しました。
今回の調査地は、市内拾六間、新堀地区の寺院を調査しました。
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↓は、徳蔵寺の市指定記念物の「一位樫:いちいがし:学名Quercus gilva」。幹回り2.6m、樹高約20m。推定樹齢200年。地上から約6mのところで双幹となっています。IMGP2666.jpg
また、徳蔵寺では、住職さんより、市指定有形民俗文化財「薬師と十二神将」についてのお話を、お聞きすることが出来ました。
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中世石造物調査 [中世]

市史編さん事業に伴う中世石造物調査が、今年度も始まりました。
昨年度進めていた別府地区の調査がほぼ終わり、新堀地区の調査に入りました。
午後は、新堀地区のお宅から借りてきた板碑30点を、別府公民館に運び込み拓本・カード・写真を撮りました。
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↓は、元享元年(1321)銘の板碑のバク(釈迦如来の種字)。
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中世石造物調査 [中世]

市史編さん事業による、中世石造物調査を、5名で市内別府地区において行いました。

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↓は、とある墓地で確認した、石造物の部材。左から3つは、五輪塔の火輪。右2つは宝篋印塔の相輪の部分です。いずれも、角閃石安山岩製で、利根川の転石を利用したものと思われます。左端の火輪は、外の2つに比べ高さが高いことから、近世に属するものと推測されます。

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中世石造物調査 [中世]

市史編さん事業の調査で、本日は市内別府地区にある寺院の調査を行いました。
埼玉県指定史跡に指定(昭和11年)されている別府氏墓は、凝灰岩製の五輪塔2基と、緑泥片岩製板碑3基で構成されています。
最も大きい板碑は、高さ2m程を測り、別府頼重(1314~1354 )の墓と言われています。上部にキリーク(阿弥陀)と月輪を配し、下部に、文和三年(1354)の銘が刻まれています。

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↓は並んでいる3基の板碑の拓本をとり終えた状態です。

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中世石造物調査 [中世]

断続的に小雨の降る中、市史編さん事業に伴う、別府地区の中世石造物調査を、7名2班体制で実施。
下の写真は、民家の氏神様の祠の脇に建てられていた、建武4年(1337)の年号が刻まれた板碑で、拓本を採った状態のものです。

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また、板碑調査で訪問した別のお宅からは、別府地区で集めたという考古資料を偶然にも見せてもらうことができ、しばらくお借りすることとなりました。
縄文時代の石器、古墳時代の馬形埴輪・円筒埴輪・須恵器、近世の秉燭・石臼等が段ボール箱8箱と米袋3袋に入れられていました。
予定外の成果となりました。

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中世石造物調査 [中世]

本日、市史編さん室と、市内別府地区の中世石造物調査を、6名で実施しました。
午前中は、個人宅の庭先に立っている板碑を調査。
庭隅の狭いところに立っている板碑が多く、動かせない場合は、↓のような状態となります。

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午後は、移動が可能な板碑がありましたので、近くの公民館の一室を借りて、拓本・計測等の調査をおこないました。

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資料調査 [中世]

本日、東文研の方が資料調査のため来所しました。
五輪塔の石材(角閃石安山岩)の風化度合いを調査しているとのこと。
2005年に立野遺跡より出土した五輪塔が、造立後まもなく地下式壙に遺棄されていたことから、風雨による風化を免れており、現在屋外に置かれている資料との比較を行いたいとのことでした。
マイクロスコープ、硬度計、密度計、色調計等各種小型デジタル機材を持ち込んでの調査となりました。

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ちなみに、屋外で風化した五輪塔は↓です。

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中世石造物調査 [中世]

熊谷市史編さん室とともに、市内別府地区の個人所有の板碑調査を実施しました。
別府地区は、個人所有の板碑が多い地区で、氏神様の祠の中や脇に立てかけられている例がほとんどでした。
下の写真は、完存の板碑が1基祠の中に立てられ、破片の板碑11基が周囲に置かれていました。
このほか、西別府廃寺で使用されていたと推測される古代瓦が、祠の中に納められている例もありました。

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拓本、計測は、軒先をお借りして行いました。

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中世石造物調査 [中世]

熊谷市史編さん室とともに中世石造物調査を実施。
市内別府・玉井地内の寺院や個人墓地の調査を7名で、2班にわかれて行いました。
下の写真は、祠の周りに置かれていた9枚の板碑を確認しているところです。

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また、下の写真は、玉井地内の寺院の境内に造立されていた灯篭です。宝珠に近世の宝篋印塔の相輪、笠に近世の粉挽臼、火袋に中世の茶磨、竿に現代の土管という珍しい組み合わせです。

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