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企画展「田んぼ―埼玉、人と水の風景―」in 埼玉県立歴史と民俗の博物館 [展示]

埼玉県立歴史と民俗の博物館では企画展「田んぼ―埼玉、人と水の風景―」を開催しています。
埼玉の自然や郷土と深いつながりのある「田んぼ」に着目した展覧会です。


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展示概要 (展覧会サイトより)

埼玉県には、低湿地・台地・丘陵地・山地など、起伏に富んだ様々な地形があり、それぞれの環境に即した田んぼの形や農耕技術が発達しました。また、田んぼは収穫の場所であるだけではなく、遊びや祈りの場でもありました。本展では、国指定重要有形民俗文化財「北武蔵の農具」(当館蔵)や国登録有形民俗文化財「上尾の摘田・畑作用具」(上尾市教育委員会蔵)などの民俗資料を通して県内各地の多様な田んぼと耕作技術を学ぶとともに、考古資料や絵図などの様々な資料から、人と水が織りなす埼玉の田んぼ風景を見つめます。

 
●会期
  平成30年3月17日(土)~5月6日(日) 9:00~16:30(観覧受付は16:00まで)
  休館日:月曜日(3/26、4/16、4/30を除く)

●展示解説
  ●学芸員による展示解説
   4月21日(土)、5月6日(日) 
   ※いずれも13:30~14:00(事前申込不要)

●主な展示資料
国指定重要有形民俗文化財「北武蔵の農具」
マンガ(馬鍬)・ミズグルマ(水車) ・ジュバン(襦袢)・印籠箪笥

●観覧料
 一般400円、高校生・学生200円 
 ※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方(付添1人含む)は無料

●会場
 埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示室・季節展示室

●主催
 埼玉県立歴史と民俗の博物館

●後援
 埼玉新聞社、テレ玉、F M N A C K 5、JA埼玉県中央会


●関連事業
  ●歴史民俗講座「農具百珍」
   日 時:平成30年4月28日(土)14:00~15:30 (13:30開場)
   講 師:戸邉 優美(当館学芸員)
   会 場:当館 講堂
   費 用:無料
   定 員:150名(先着順)
   申 込:平成30年3月28日(水)8:30から電話(048-645-8171)による申込み

●問合せ
  埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当
  〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219
  TEL 048-645-8171  FAX 048-640-1964

●展覧会ホームページ
http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/?page_id=533




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諏訪木遺跡出土遺物展 ~古くから続く寺院の発掘調査の成果について~ [展示]

 今日と明日で今シーズンの桜のピークとなるため、熊谷では熊谷桜堤では満開の桜を楽しもうと大勢の人々で賑わっています。
 そんな中、平成29年度も最後となり、明日から平成30年度を迎えることとなります。本市の工事中だった熊谷図書館の耐震工事も終了し、明日、4月1日から再開となり、江南文化財センターでも諏訪木遺跡出土遺物の展示を実施いたします。
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遺構内から検出された五輪塔を復元展示

展示内容は平成27年度に実施した市内上之地区の諏訪木遺跡の発掘成果です。今回は中近世の遺物を展示しております。リニューアルした図書館を訪れた際、春の陽気で花見で桜堤にお越しの際などに足を伸ばして、ご見学ください。

日  時:平成30年4月1日(日)から平成30年9月30日(日) 
場  所:熊谷市立図書館 郷土資料展示室(3階)
アクセス:https://www.kumagayalib.jp/TOSHOW/html/access.html#kumagaya(図書館HP内)
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正田壤回顧展「生誕90年 正田壤 芸術は遊びの極致」in 太田市美術館・図書館 [展示]



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 群馬県の太田市美術館・図書館では、太田の文化芸術において重要な作家を継続的に紹介する展覧会<太田の美術>の第一弾として、太田市を代表する洋画家・正田壤(1928-2016)の初期作品から晩年までの素描や、絵本原画など、約50点によって正田壤の生涯をたどる回顧展「生誕90年 正田壤 芸術は遊びの極致」を開催しています。熊谷市から利根川をはさんで所在する太田市は、地域的に共有する面も多いですが、こうした展示を通じて美術文化の分野における新たな発見も多くあります。どうぞご参照ください。

【会期】2018年2月2日(金)~4月8日(日)
【会場】群馬県太田市東本町16-30
【開館時間】午前10時から午後6時まで(入場は午後5時30分まで)
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌日)
【入場料】一般300(200)円
※( )内は20名以上の団体及び太田市美術館・図書館カード、ふらっと両毛東武フリーパスをお持ちの方。
※ 65歳以上、高校生以下、身体障害者手帳、精神障害者保険福祉手帳、療育手帳の交付者及びその付添人1人は無料。おおた家庭の日(毎月第1日曜日)は中学生以下の子ども同伴の家族無料。


展覧会の詳細内容はこちらをご覧ください。
http://www.artmuseumlibraryota.jp/post_artmuseum/1599.html




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冑山根岸家資料展示 1 [展示]

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根岸武香の肖像

 熊谷市冑山の根岸家には、明治時代の政治家であり好古家であった根岸武香の収集した歴史資料・考古資料が残されています。その中で今回お借りした考古資料の一部を展示公開しています。
 この資料は、「武蔵国分寺所用文字瓦」としたもので、奈良・平安時代に武蔵国分寺の屋根を覆うため作られ使用された瓦です。特に武蔵国内の21郡の名称の一部が文字で記されていることが特徴です。 根岸武香は明治時代の早い時期にこれらの瓦の収集をしており、初期の武蔵国分寺研究に果たした役割が大きく、研究基礎資料としても活用されてきました。また、当時発表された資料のほとんどが散逸することなく現在まで残されていました。収集瓦には採集の経緯がわかる資料もあり、好古家としての根岸の研究姿勢をうかがわせています。 この展示は5月11日(金)まで,江南文化財センターのロビーで公開しています。この貴重なコレクションをこの機会にぜひご覧ください。


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『幡羅郡』の刻印「幡」

  参考パンフはこちらから(PDF 1.15MB)  
  参考文献
  沼田頼輔 1902 「武蔵国分寺発見に係る文字瓦に就きて」『考古界』第1篇42
 熊谷市教育委員会 2015 『冑山根岸家資料報告(1)―考古資料・古瓦―』熊谷市史調査報告書 第1集(PDF 14.1MB)
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まいぶんどうぶつえん in ピオニウォーク東松山 [展示]


 動物形の埴輪や土製品を中心とした埋蔵文化財出土品を展示する企画展「まいぶんどうぶつえん」がピオニウォーク東松山で開催されます。主催は熊谷市に所在する(公益財団法人)埼玉県埋蔵文化財調査事業団です。県内各地から出土した動物形の埴輪や土人形など、まさに「埋蔵文化財動物園」という名にふさわしい企画です。どうぞご参照ください。

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開催概要
開催日 2月18日(日)~2月20日(火)
時間 10:00~21:00 (最終日のみ17:00迄)
場所  ピオニウォーク東松山1F ピオニコート (埼玉県東松山市あずま町四丁目3番地)
内容
埼玉県の遺跡から発見された土でできた動物たちが大集合! 
イノシシなど縄文時代の動物形土製品や、古墳時代の馬や鳥の埴輪(はにわ)、江戸時代の犬やキツネの土人形などの展示を行います。
また、18日(日)には、ワークショップを開催します。

【18日 ワークショップ内容】
◎「勾玉つくり」
石を削って自分だけのオリジナル勾玉を作ろう!
定 員: 1回20人で7回実施(最大140人)
受付時間: 10:00~15:30
体験時間: 40分(入替制・整理券配布)
 ①10:15~10:55 ②11:05~11:45 ③11:55~12:35 ④12:45~13:25 ⑤14:00~14:40 ⑥14:50~15:30 ⑦15:40~16:20
参加費: 1回100円(材料費)
対 象: 小学3年生以上(小学2年生以下は保護者同伴)

◎「縄文土器発掘体験」
縄文発掘キットで縄文土器と土偶(どぐう)を発掘しよう!
定 員: 1回20人で5回実施(最大100人)
受付時間: 10:00~14:45
体験時間: 60分(入替制・整理券配布)
 ①10:15~11:15 ②11:25~12:25 ③12:35~13:35 
 ④13:45~14:45 ⑤14:55~15:55
参加費: 1回600円(材料費)
対 象: 小学3年生以上(小学2年生以下は保護者同伴)

※ワークショップは18日のみ実施

詳細はこちらをご覧ください。
http://www.saimaibun.or.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/2b6d20dfb357d1e22e5cc18c6f25a661.pdf


ピオニウォーク東松山
〒355-8606
埼玉県東松山市あずま町四丁目3番地
Tel. 0493-31-1211

問合せ
公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
〒369-0108 埼玉県熊谷市船木台4-4-1 
TEL:0493-39-3955 FAX:0493-39-3579





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埼玉県立自然の博物館「縄文有用植物展~クリ植えマメ播きウルシを掻いた!?」 [展示]


埼玉県立自然の博物館にて「縄文有用植物展~クリ植えマメ播きウルシを掻いた!?」が開催されています。開催概要は次のとおりです。「知られざる、縄文有用植物の世界」に注目です。

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開催案内チラシ


開催概要

企画展「縄文有用植物展~クリ植えマメ播きウルシを掻いた!?~」
開催期間:平成30年2月3日(土)~平成30年6月17日(日)
会場:埼玉県立自然の博物館 2階「企画展示室」
料金:入館時の観覧料でご覧いただけます。
観覧料は一般200円、高校・大学生100円、中学生以下無料です。
※障害者手帳等をお持ちの方及び介助者1名無料
お問合わせ:電話0494-66-0407

狩猟採集のイメージが強い縄文時代の人々。実は以外と積極的に、役に立つ植物を育てて利用したことがわかってきました。
現在の自然環境や植物利用にもつながる、縄文の有用植物について紹介します。


関連イベント
縄文クッキーをつくろう
縄文時代の人々が利用していた様々な木の実を観察し、クリ、クルミ、どんぐり粉などを使って
縄文風のクッキーをつくります。
日時:2月24日(土)10:00~12:00 場所:県立自然の博物館
参加費:500円 ※申し込み受け付けを終了しました。

黒浜貝塚 縄文の森とハンノキ林
縄文の森をめざし整備が進む黒浜貝塚や、水辺の貴重なハンノキ林、周辺に残る田園風景の中を、
春先の植物を観察しながら散策します。
日時:3月17日(土)13:00~16:00 場所:蓮田市黒浜
参加費:300円 ※2月1日(木)から2月27日(火)までに、イベントのページ(URL: http://www.shizen.spec.ed.jp/?page_id=104)からお申込みください。


企画展メインページ
http://www.shizen.spec.ed.jp/?page_id=447




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「見栄子SHOW 2018」 [展示]


 熊谷の文化やグルメの情報発信ブログでおなじみの「見栄子の熊谷らいふ♪」。見栄子さんというキャラクターが熊谷周辺ときには東京に出没し、その現場で得た情報満載で多くの興味関心を寄せています。その見栄子さんが撮影した写真などの展示会が開催されています。展示の中には市の無形民俗文化財「板井屋台囃子」や「上新田屋台囃子」、国登録有形文化財「熊谷聖パウロ教会」を背景にした熊谷うちわ祭の神輿渡御の様子など、文化財とコラボした写真も多くあります。他にもグルメやカーニバルなど、ユニークなショットの写真もあり、とても楽しめる内容です。どうぞご観覧ください。


概要
「見栄子SHOW 2018」
場所 くまがや館2Fギャラリー(熊谷駅北口から徒歩5分):熊谷市筑波1-29
日時 平成30年1月26日(金)~2月7日(水)10時~17時(最終日16時終了)
入場無料
問合せ くまがや館:TEL 048-521-4625 FAX 048-521-4636
ホームページ 「見栄子の熊谷らいふ♪」 https://plaza.rakuten.co.jp/miekomagic/


会場の様子
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埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展「明治天皇と氷川神社-行幸の軌跡-」 [展示]


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埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展「明治天皇と氷川神社-行幸の軌跡-」


 埼玉県立歴史と民俗の博物館にて下記のとおり特別展「明治天皇と氷川神社-行幸の軌跡-」が開催されています。本年は明治150年に当たり、明治時代を回顧する催しが各地で行われています。熊谷においても、星溪園や鯨井勘衛による蚕室「元素楼」などに明治天皇の皇后の行幸があり、明治時代の歴史を知る上でのターニングポイントになっています。


【埼玉県立歴史と民俗の博物館特設ホームページより】
「武蔵の国大宮駅氷川神社をもって、当国の鎮守となす」

明治元年(1868)、京都を発し東京城(江戸城)に入城した明治天皇は、大宮氷川神社を武蔵国の鎮守、勅祭の社と定め行幸しました。150年前に行われた明治天皇の氷川神社への行幸とはどのようなものだったのでしょうか。本展では、明治天皇の東幸や氷川神社行幸にかかわる歴史資料・美術品から、氷川神社行幸を振り返ります。

特設サイト
http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/?page_id=531


●会期
  平成30年1月2日(火)~2月12日(月・振休) 9:00~16:30(観覧受付は16:00まで)
  休館日:月曜日(1/8、2/12を除く)

●展示解説
  学芸員による展示解説
   1月2日(火)・8日(月・祝)・21日(日)、2月3日(土)
   ・12日(月・振休) ※いずれも13:30~14:00(事前申込不要)

●主な展示資料
  埼玉県指定文化財 山田衛居筆「氷川神社行幸絵巻」部分(武蔵一宮氷川神社蔵)
  明治天皇御料「黄櫨染御袍」(甲斐國一宮淺間神社蔵)
  五姓田芳柳筆「明治天皇肖像」(川越市立博物館蔵)
  さいたま市指定文化財「氷川神社御親祭の詔」(武蔵一宮氷川神社蔵)
  三代歌川広重画「東京名勝本郷之風景」(個人蔵)
  重要文化財「明治天皇東幸時下賜の扇」「大久保利通関係資料」(国立歴史民俗博物館蔵)

●観覧料
  一般600円、高校生・学生300円
  中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方(付添1人含む)は無料

●会場
  埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示室・季節展示室
  (さいたま市大宮区高鼻町4-219)

●主催  埼玉県立歴史と民俗の博物館

●特別協力、協力
  特別協力:武蔵一宮 氷川神社   協力:埼玉県立文書館

●後援
 朝日新聞さいたま総局、埼玉新聞社、産経新聞さいたま総局、テレ玉、東京新聞さいたま支局、日本経済新聞社さいたま支局、NHKさいたま放送局、毎日新聞さいたま支局、読売新聞さいたま支局、F M N A C K 5

●関連事業
  ●氷川神社勅使斎館(ちょくしさいかん)特別公開
   日 時:平成30年1月24日(水) 10時、11時、14時、15時 各回約30分の解説
   会 場:氷川神社勅使斎館
   費 用:無料
   定 員:各回30名
   申 込:当日、各回の30分前より、会場にて整理券を配布

  ●講演会Ⅰ「明治天皇の東幸と民衆」
   日 時:平成30年1月20日(土)14:00~15:30 (13:30開場)
   講 師:椿田 有希子 氏(神奈川県立公文書館)
   会 場:当館 講堂
   費 用:無料
   定 員:150名(応募多数の場合は抽選)
   申 込:平成30年1月11日(木)必着で往復はがきによる申込み※

  ●講演会Ⅱ「武蔵一宮氷川神社の歴史と明治天皇御親祭」
   日 時:平成30年2月4日(日)14:00~15:30 (13:30開場)
   講 師:東角井 真臣 氏(武蔵一宮氷川神社権宮司)
   会 場:当館 講堂
   費 用:無料
   定 員:150名(応募多数の場合は抽選)
   申 込:平成30年1月22日(月)必着で往復はがきによる申込み※

 ※〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219 
   埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展講演会係 あて
     希望する講演会名、住所、氏名、電話番号、参加人数(1通につき2名まで)を明記

  ●歴史民俗講座「氷川神社行幸~地域は大忙し~」
   日 時:平成30年1月27日(土)14:00~15:30 (13:30開場)
   講 師:中村 陽平(当館学芸員)
   会 場:当館 講堂
   費 用:無料
   定 員:150名(先着順)
   申 込:平成29年12月27日(水)から電話(048-645-8171)による申込み

●問い合わせ

  埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当
  〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219
  TEL 048-645-8171  FAX 048-645-7321


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埼玉県立さきたま史跡の博物館 ほるたま展2017「彩の国 古代の色と輝き」 [展示]


ほるたま展2017「彩の国 古代の色と輝き」

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 県立さきたま史跡の博物館において、公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団と共催による、「ほるたま展2017 彩の国 古代の色と輝き」が開催されています。熊谷市からは北島遺跡から出土した「緑釉陶器」が展示されています。どうぞご参照ください。


【ほるたま展特設サイトより】
 公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団は、設立以来37年にわたり数多くの発掘調査を行ってきました。これらの調査の結果、多くの貴重な資料が蓄積されています。
 こうした長年の発掘成果の中から、今年度は、旧石器時代から江戸時代までの鮮やかな色や光を放つ出土品を集めてみました。当時の人々が色彩や輝きにどのような意味を込めていたのか探っていきます。
 ほるたま展は、公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団が県内の様々な施設を会場として開催する巡回展示です。「ほるたま」は「埼玉を掘る」の意味で命名され、平成17年度から毎年開催しています。


1 会期
 平成29年12月9日(土)~平成30年2月12日(月)

2 開館時間・休館日
   開館時間 9:00~16:30
   休館日 月曜日(1月8日、2月12日は除く)、年末年始(12月29日~1月3日)

3 会場
 埼玉県立さきたま史跡の博物館 企画展示室(行田市埼玉4834)

4 観覧料等
 一般200円(120円)、高校生・学生100円(60円)※( )内は20名以上の団体料金
    中学生以下、障害者手帳をお持ちの方(付添1名含む)は無料

5 展示内容【資料総数約400点】
(1)旧石器人の色づかい
 今から約2万5千年前、旧石器時代の人々が狩りに使う槍先につけた石器(ナイフ形石器)の石材には様々なものがあります。黒く光る黒曜石(こくようせき)はよく知られていますが、ほかにも赤(赤玉石(あかだまいし))や、白など様々な色の石器が見つかっています。
   【ナイフ形石器:蓮田市荒川附(あらかわづけ)遺跡ほか】
(2)縄文の彩り
 縄文土器は、その造形が注目されがちですが、鮮やか色彩の土器も出土しています。特に、後期(約3,500年前)になると、表面を磨いてから「いぶし焼」にして発色させた黒く輝く土器や、赤い顔料を塗って、黒と赤のコントラストをつけた土器も作られるようになります。
   【赤彩台付鉢(せきさいだいつきばち):加須市長竹(ながたけ)遺跡】
(3)赤い土器の世界
 弥生時代になると、全体が磨かれた赤い土器が出現します。表面に赤色顔料を含んだ粘土(化粧土)を塗り、丁寧に磨いてから焼成したものと考えられています。弥生時代後期から古墳時代前期(約2,000年前~1,700年前)にかけて、方形周溝墓と呼ばれる低い盛土をした墳墓に供えられる例が多くみられます。
   【赤彩土器(せきさいどき):坂戸市中耕(なかこう)遺跡】
(4)埴輪の装い
 埴輪は、古墳の墳丘に立て並べられ、その配列は、地域を治めた首長がとり行っていた儀式の場面を表したものという説があります。人物埴輪の衣服や顔には、赤く彩色されたものがみられます。赤い柄の上衣や帽子を身に着け、化粧を施して儀式に臨んだのでしょうか。
   【女子埴輪:東松山市代正寺(だいじょうじ)遺跡】
(5)青と白のやきもの
 釉(うわぐすり)をかけた陶器は、9世紀前半から愛知県の猿投窯(さなげよう)で本格的な生産が開始されました。埼玉県では、9世紀後半から10世紀にかけて、主に規模の大きいムラや寺院跡から出土しています。それまでにない輝きをもつ美しさから、庶民には憧れの容器だったと思われます。
   【緑釉陶器(りょくゆうとうき):熊谷市北島(きたじま)遺跡ほか】
(6)霊界の色・青石塔婆(あおいしとうば)
 鎌倉から室町時代にかけて、長瀞町や小川町で採石された緑泥片岩を用いた板碑(いたび)は、埼玉県を中心に盛んに建立され、その総数は4万基を超えます。緑泥片岩は、板状に割れるので板碑に適した石材ですが、霊界の色といわれる青(緑)の色合いも、好まれて用いられた理由の一つではないかといわれています。
   【板碑 応永(おうえい)二年(1395年)銘:坂戸市金井(かない)遺跡】
(7)江戸のコスメ
 江戸時代の出土品にはさまざまな種類があり、その色彩は豊富です。お化粧にかかわる道具には、紅を付けるときに使った紅猪口(べにちょく)、髪につける油を入れた髪油壺(かみあぶらつぼ)、お歯黒(はぐろ)の染料を作るためのお歯黒壺などがあります。
   【髪油壺など:川越市光山(こうざん)遺跡群ほか】

6 関連事業
 さきたま講座 考古学講座⑤ 「宿場町だったころの栗橋」
 講師 劔持 和夫(けんもちかずお)氏(埼玉県埋蔵文化財調査事業団)
 日時 平成29年1月13日(土)13:30~15:30
 会場 県立さきたま史跡の博物館 講堂
 定員 70名(先着順)
 申込 県立さきたま史跡の博物館に電話又は当館ホームページから電子申請


7 問い合わせ先
  県立さきたま史跡の博物館 資料・展示担当
  電話:048-559-1181 FAX:048-559-1112
  ホームページ:http://www.sakitama-muse.spec.ed.jp/


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埼玉県立嵐山史跡の博物館 企画展「武蔵武士とその本拠」 [展示]


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企画展「武蔵武士とその本拠」

埼玉県立嵐山史跡の博物館では、企画展「武蔵武士とその本拠」として、平安時代末期の源平合戦から鎌倉幕府の滅亡までの時期における、武蔵国出身の武士の実態を紹介する企画展を開催しています。畠山重忠をとおして武蔵武士の活躍の一端を、屏風絵などから当時の合戦は騎乗兵による弓合戦が主軸であったことを明らかにする内容や、武士の拠点であった館跡の出土品や遺構から当時の武士の生活を、経塚出土品や武蔵型板碑をとおして武士の信仰を検証する展示や関連企画が開催されています。



【会期】
  平成29年12月2日(土)~平成30年2月18日(日)
【開館時間】
  9時~16時30分(観覧受付は16時まで)
【会場】埼玉県立嵐山史跡の博物館(埼玉県比企郡嵐山町菅谷757)
                 Tel:0493-62-5896(代表)
【休館日】
  月曜日(ただし、12月4日、1月8日、2月12日祝日は開館します)
      年末・年始(12月29日(金)~1月3日(水))
【観覧料】
  一般100円、高校生・学生50円
  (20名以上の団体の場合は 一般60円、高校生・学生30円)
  中学生以下の方及び障害者手帳をお持ちの方(付き添い1名
  を含む)は無料

本ブログでは次の博物館の特設サイトを参照しました。詳細はご確認ください。
http://www.ranzan-shiseki.spec.ed.jp/?page_id=355


【展示構成】
1 武蔵武士の活躍
  (1)武士の鑑・畠山重忠 (2)源平合戦・奥州合戦における活躍
    コラム 武芸鍛錬《騎射三物:流鏑馬・笠懸・犬追物》
   (3)武蔵武士の系譜 (4)六条八幡宮造営注文にみる武蔵武士
2 武蔵武士の本拠
    コラム 武士の館の構造 (1)中条氏関連遺跡群
   (2)下田町遺跡 (3)安保氏館跡 (4)手づくねかわらけと武士の本拠
3 出土資料からみた中世の供養
   (1)平沢寺経塚 (2)中山白山神社経塚 (3)宮戸薬師堂山経塚
   (4)金剛院宝篋印塔(大串次郎墓)
4 武蔵武士ゆかりの板碑
   (1)丹党加治氏の板碑 (2)児玉党浅羽氏・小代氏の板碑
   (3)藤原氏、その他の板碑
【主な展示資料】 
 伝畠山重忠奉納 赤糸威大鎧〈複製〉 (埼玉県立歴史と民俗の博物館)
 平家物語図屏風《一の谷合戦・屋島合戦》 (馬の博物館蔵)
 武蔵七党系図 (埼玉県立歴史と民俗の博物館)
 六条八幡宮造営注文 (国立歴史民俗博物館蔵) 
 安保氏館跡出土品(上里町教育委員会)
 県指定 鋳銅経筒(嵐山町平沢寺)
 都指定 中山白山神社経塚出土品(八王子市教育委員会)
 県指定 金剛院宝篋印塔(伝大串次郎墓)下出土四耳壺(吉見町教育委員会)
 弘安四年銘阿弥陀一尊種子板碑(小代重俊銘)拓本(当館)
 徳治二年銘大日種子板碑(浅羽小太夫道行成銘)拓本(当館)
* 会期中、1月15日(月)に屏風などの展示替を行います。
【関連印刷物】
 企画展示図録(カラー32ページ) 400円で販売

開催問合せ:
埼玉県立嵐山史跡の博物館
〒355-0221埼玉県比企郡嵐山町菅谷757
Tel:0493-62-5896(代表)
Fax:0493-61-1060
e-mail:s625896@pref.saitama.lg.jp


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