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明治の好古家 根岸武香コレクション資料-2―『上中条出土の武人埴輪と巫女埴輪』―展示しました。 [展示]

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 前回の「武蔵国分寺の文字瓦」に引き続き根岸家の資料を特別にお借りいたしました。
市内上中条出土の埴輪は、日本考古学史上に銘記される発見であり、その埴輪たちもすぐれた作品として美術史上も高い評価を受けています。
 明治初期、開墾に際して発見された埴輪を根岸武香が蒐集したことで、考古資料にとって重要な出土地の情報が分かります。また、ともに出土した埴輪も当時の記録から知ることができます。一部の埴輪は博物館に収蔵され見学することができますが、今回の埴輪は根岸家に長く保存されてきました。通常、見学できる機会が少ない埴輪です。来春までの間ですが、この機会にぜひ当センターでご観覧ください。
   展示場所 熊谷市立江南文化財センター
   展示期間 平成30年11月1日~平成31年3月27日
   開館日時 平日、平時(9:00~17:00)
   休 館 (土・日・祝日・年末年始期間、特別休館日)
   ※展示パンフレットはこちらから閲覧できます。

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「武装男子」 「巫女」

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展示替えをしました  江南行政センター内展示 [展示]

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 縄文時代の甕形土器と弥生時代甕形土器から
古墳時代の埴輪2点に交代しました。
 人物埴輪は「盾持武人」で今井地内の「女塚1号墳」より出土しました。大きな盾から顔をのぞかせた姿をしています。髪は頭頂で結んでいるらしく蓬髪を垂らした様子は冠を被っているようです。
 形象埴輪は「翳(さしば)形埴輪」で箕輪地区の「円山2号墳」から出土しました。翳は貴人に差し掛けて顔を隠す道具で、対面の場や儀式の場で使われる威儀を高める道具です。
 いずれの埴輪も古墳時代後期の作品で、盾や翳の文様も細かく描かれています。行政センターにお立ち寄りの際に、ご覧ください。
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「盾持武人」 「翳(さしば)形埴輪」

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県立さきたま史跡の博物館 企画展「埼玉の古墳3-北足立・北埼玉・南埼玉・北葛飾-」 [展示]

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 県立さきたま史跡の博物館では、企画展「埼玉の古墳3-北足立・北埼玉・南埼玉・北葛飾-」が開催されます。同館では、平成28年度から3回に分けて県内の古墳を地域ごとに紹介する企画展を開催しています。最終年となる今年度は「北足立・北埼玉・南埼玉・北葛飾地域」がテーマとなります。

 さきたま史跡の博物館がある地域は、埼玉(さきたま)古墳群をはじめ100mを超える大型古墳が数多く築造されました。また、多くの古墳築造に伴い、東日本最大級といわれる埴輪製作窯跡で生産された埴輪が南関東の各古墳に供給されていたことから、古墳時代後期における政治・物流の中心的な地域であったことがわかっています。
 こうした北足立・北埼玉・南埼玉・北葛飾地域の古墳の出現から終焉までの背景について、近年の研究成果を踏まえながら紹介されます。


1 開催期間
平成30年9月15日(土)~11月14日(水)
9時00分~16時30分(最終入館は16時00分まで)
休館日:月曜日(ただし、9月17・24日、10月8日、11月5日は開館)

2 会場
   県立さきたま史跡の博物館 企画展示室(行田市埼玉4834)

3 展示資料総数 
   国指定重要文化財10点を含む、約120点

4 観覧料
   一般200円(120円)、学生100円(60円)
   ※( )内は20名以上の団体料金
    中学生以下、障害者手帳をお持ちの方(付添1名含む)は無料


 詳細については企画展特設ページをご覧ください。
 http://www.sakitama-muse.spec.ed.jp/?page_id=696


 問い合わせ先
  県立さきたま史跡の博物館 資料・展示担当 
  電話:048-559-1181
  FAX:048-559-1112
  ホームページ http://www.sakitama-muse.spec.ed.jp/



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太田市美術館・図書館「ことばをながめる、ことばとあるく--詩と詩のある風景」 [展示]


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イメージビジュアル(平野篤史)

群馬県の太田市美術館・図書館にて、「本」と「美術」の架橋を目指して実施する本と美術の展覧会の第2弾として「ことばをながめる、ことばとあるく--詩と歌のある風景」が開催されています。

詩と歌(短歌)をテーマとして、画家が絵具を素材とするように、言葉を用いて表現・思考の新たな地平を切り開く詩人・歌人たちの作品が、グラフィックデザイナー・画家・イラストレーターたちとの共同によって、館内の展示空間に展開されています。

開催概要
会場
太田市美術館・図書館 展示室1・2・3・スロープほか
(群馬県太田市東本町16番地30)
会期
平成30年8月7日(火)~10月21日(日)
休館日
月曜日(ただし、9月17日、24日と10月8日は祝休日のため開館し、翌日火曜日休館)
開館時間
午前10時~午後6時(展示室への入場は午後5時30分まで)
観覧料
一般500(400)円、65歳以上・高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体および太田市美術館・図書館カード、「ふらっと両毛 東武フリーパス」をお持ちの方
※身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳の交付を受けている方およびその付添人の方1人は無料
※おおた家庭の日(第1日曜日)は中学生以下の子ども同伴の家族無料

問い合わせは太田市美術館・図書館(0276・55・3036)へ

展覧会の詳細については次のサイトをご覧ください。
http://www.artmuseumlibraryota.jp/post_artmuseum/2288.html



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群馬県立近代美術館【サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙展-美しい生活を求めて】 [展示]

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 群馬県高崎市の群馬県立近代美術館にて、『サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙展 ~美しい生活を求めて~』展が開催されています。19世紀のイギリスを代表するデザイナー、詩人、思想家、工芸家であるウィリアム・モリスがデザインした壁紙を中心に、英国有数の壁紙会社サンダーソン社が所蔵する貴重な壁紙や版木など約130点を紹介する日本初の展覧会です。19世紀に隆盛期を迎えた英国壁紙デザインの変遷をたどる内容となっています。展示の中には日本から輸入した金唐紙もあり、当時のヨーロッパにおけるジャポニズムの影響の大きさを感じることができます。開催概要は次のとおりです。(同展サイトを参照)。


企画展示
サンダーソンアーカイブ
ウィリアム・モリスと英国の壁紙展-美しい生活を求めて

会  期  2018年7月7日[土]-8月26日[日]
 午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日  月曜日(7/16、8/13は開館)、7/17
会  場  群馬県立近代美術館 展示室 1  
     (群馬県高崎市綿貫町992-1)
観 覧 料  一般:820(650)円、大高生:410(320)円 
 *(  )内は20名以上の団体割引料金
 *中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方と
 その介護者1名は無料
主  催  群馬県立近代美術館、朝日新聞社
特別協力  ウォーカー・グリーンバンク社
後  援  ブリティッシュ・カウンシル
協  賛  西川産業株式会社、マナトレーディング株式会社
協  力  日本航空、株式会社川島織物セルコン、リリカラ株式会社
 リンデン株式会社

群馬県立近代美術館
 (群馬県高崎市綿貫町992-1)  TEL:027-346-5560(代表)



詳細については、展覧会サイトをご参照ください。
http://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/index.htm#kikaku






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埼玉県立歴史と民俗の博物館・文書館 企画展「古文書 大公開!-みる・よむ・しらべる埼玉-」 [展示]


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 埼玉県立歴史と民俗の博物館と県立文書館では、企画展「古文書 大公開!-みる・よむ・しらべる埼玉-」が開催されています。県内外に伝わる埼玉ゆかりの古文書約200点を一挙に公開する内容で、県内では過去最大の古文書の展覧会です。


1 企画展の概要
(1) 会期 7月14日(土曜日)~9月2日(日曜日)
(2) 開館時間 7月14日~8月31日 9時~17時00分(観覧受付は16時30分まで)
9月1日~ 9月2日 9時~16時30分(観覧受付は16時まで)
(3) 休館日 月曜日
(4) 会場 県立歴史と民俗の博物館 特別展示室
(5) 観覧料 一般400円、高校生・学生 200円
20名以上の団体:一般300円、高校生・学生150円
 ※中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(付添1名を含む)は無料
(6) アクセス 東武アーバンパークライン(東武野田線)大宮公園駅から徒歩5分
 公共交通機関をご利用ください。

2 みどころ
(1) 県立歴史と民俗の博物館と県立文書館が所蔵、保管している、県指定文化財を含む重要古文書を一堂に展示する初の展覧会です。中でも、武蔵武士(むさしぶし)である安保(あぼ)氏に関係する県指定文化財「安保文書」は、全37点の大部分を一挙公開します(会期中8月7日に展示替えあり)。
(2) 県内初公開となる岩付太田氏関係の資料(大阪府・専宗寺(せんしゅうじ)蔵)など、県外に伝わる埼玉とゆかりの深い資料が里帰りします。
(3) 鎌倉幕府の滅亡に伴い近江国(おうみのくに)(現滋賀県)で自刃した武蔵武士たちの名を記す「紙本墨書陸波羅南北過去帳(しほんぼくしょ ろくはらなんぼくかこちょう)」(滋賀県・蓮華寺(れんげじ)蔵)など、国指定重要文化財も複数展示します。
(4) 古文書だけでなく、関係する甲冑(かっちゅう)や絵画などの美術工芸資料も展示します。
(5) 夏休みの期間であることから、子供にもわかりやすい展示や体験イベント、子供向け講座も用意します。大人から子供まで楽しめる展覧会です。
(博物館ホームページより)

3 関連事業
(1)記念講演会「中世の古文書を楽しむ―読めなくても大丈夫!」
講師 小島 道裕 氏(国立歴史民俗博物館教授)
日時 平成30年8月18日(土曜日)14時00分~15時30分
 
 学芸員による展示解説
 8月19(日曜日)、9月2日(日曜日)
 いずれも13時30分~14時00分



詳細は埼玉県立歴史と民族の博物館のホームページ
http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp 
を御覧ください。



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デンマーク・デザインを楽しむ [展示]


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 日本では北欧諸国のデザインやアート分野への関心が高まりを見せ、北欧ブームの一端を目にすることができますが、熊谷からもほど近い群馬県立館林美術館において、デンマーク・デザイン博物館のキュレーションにより実現する、日本で初めてのデンマーク・デザインに特化した展覧会が開催されています。19世紀後半から現在までの家具、食器、照明器具、日用品等を一堂に展示され、北欧アートシーンの流れを感じることができます。
 
 展覧会概要を紐解くと、

本展は、デンマーク・デザイン博物館の学術協力のもと、デンマークの近代から現代までのデザイン史を「第1章 国際的評価を得た最初のデンマーク・デザイン」「第2章 古典主義から機能主義へ」「第3章 オーガニック・モダニズム―デンマーク・デザインの国際化」「第4章 ポストモダニズムと現代のデンマーク・デザイン」の4章に分け、約200点の作品で辿る日本初の展覧会です。アーネ・ヤコプスン[アルネ・ヤコブセン]、ハンス・ヴィーイナ[ウェグナー]、フィン・ユールらの家具、ポウル・ヘニングスンの照明器具のほか、ロイヤル コペンハーゲンの食器、バング&オルフセンの音響機器、カイ・ボイイスンの木製玩具など、デンマーク・デザインの数々を紹介し、その魅力に迫ります。

と記されています。

 遠く離れた日本、その関東平野の真ん中でデンマーク・デザインを堪能できる展覧会としても注目を集めています。この解説の中に記された、アルネ・ヤコプスンという著名なデザイナーがいますが、その伝説的なパイオニアが手掛け、商品化された椅子と丸机が文化財センターのロビーにもあります。センターにいらした際はご確認ください。


開催の詳細はホームページをご参照ください。
http://www.gmat.pref.gunma.jp/ex/exnow.html


開催概要
会期 2018年7月14日(土)~8月26日(日)
時間 午前9時30分~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
休館日 月曜日
観覧料 一般 820 (650) 円、大高生 410 (320) 円  
※( ) 内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料。
主催 群馬県立館林美術館
後援 デンマーク大使館
展示協力 PP Møbler ApS , Kvadrat A/S




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国史跡指定記念「幡羅官衙遺跡群」特別展と別府沼公園 [展示]

 この特別展は、別府公民館ロビーと江南文化財センターで12月末まで開催しています。暑いさなか多くの来館者に訪れていただいています。
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近接する別府沼公園から、湯殿神社にかけては散策ルートになっており、カルガモの親子連れの目撃情報や季節の野草「キツネノカミソリ」(ノカンゾウに似ていますが別種)の開花情報などが寄せられました。
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 会場はクールスポット(涼しい休憩所)にもなっています。火木土日曜日は展示ガイドも配しています。気軽にお立ち寄りください。
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国史跡指定記念「幡羅官衙遺跡群」 特別展開催! [展示]

  熊谷市立江南文化財センターのブログ「熊谷市文化財日記」の閲覧数が累計100万を突破しました。熊谷市の文化財情報を発信しているブログサイトに多くの皆様からのご興味ご関心をいただき、感謝申し上げます。今後ともご愛顧のほど宜しくお願い致します。


 本日から江南文化財センターにて国史跡指定記念「幡羅官衙遺跡群」特別展が始まりました。
 西別府祭祀遺跡の石製模造品や西別府廃寺の屋根瓦の再現展示などを展示しています。
  また、深谷市教育委員会からは幡羅官衙遺跡の出土遺物を借用し、併せて展示しています。
 さらに、来週からは市内の別府公民館でも同時開催します。そちらもお楽しみに!

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準備作業 その1

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準備作業 その2

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特別展入口から

 本日、熊谷市では41.1℃の国内最高気温を更新しました。熊谷市では熱中症の対策として市内のいくつかの公共施設はクールシェアを目的としたクールスポットです。江南文化財センター、別府公民館もそのクールスポットとなっていますので、涼みを兼ねてぜひ「幡羅官衙遺跡群」特別展にお越しください。

第1会場  熊谷市立江南文化財センター
  会期  平成30年7月23日(月)~12月28日(金)
  URL http://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/
第2会場  熊谷市立別府公民館
  会場  平成30年7月30日(月)~12月28日(金)
  URL http://www.city.kumagaya.lg.jp/about/soshiki/kyoiku/tiikikouminkan/beppu.html
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埼玉県立熊谷図書館 資料展「埼玉の職人技と物産」 [展示]


 埼玉県立熊谷図書館2階ロビーにて埼玉県内の産業を紹介する文献資料などの資料展「埼玉の職人技と物産」が開催されています。熊谷地域の染物産業や、熊谷染などの関連資料や地図を参照することができます。

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開催期間:平成30年3月24日(土曜日)~5月24日(木曜日)
(図書館休館日を除く)
開催場所:埼玉県立熊谷図書館 2階ロビー
展示内容:
(県立図書館案内より)
昨年話題になったテレビドラマ「陸王」では行田市の老舗足袋会社がモデルとなり、その伝統技術に大きな注目が集まりました。しかし埼玉県にはそのほかにも、職人技が光る伝統的工芸品や、豊かな土地から生まれる物産が数多くあります。本展示では、そうした埼玉県内の地場産業に関する資料を幅広く展示しご紹介します。また、当館が所蔵する明治・大正・昭和の記録写真をパネルにして、当時の職人たちや産業の様子をお伝えします。


『埼玉の職人技と物産』資料リスト
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/reference/list/syokuninwaza_list.pdf




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