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「東国の埴輪と埴輪窯」記念講演会の報告 [その他]

 去る12月7日(土)、立正大学博物館で開催された同展の記念講演会に行ってきました。
 三名の講演者がそれぞれの視点から埼玉の埴輪窯と埴輪について報告を行いました。
 山﨑武氏(元鴻巣市教育委員会)は関東では最大規模の埴輪生産跡である「生出塚埴輪窯」の紹介と造られた埴輪の供給先について話されました。
 大谷徹氏(公財 埼玉県埋蔵文化財調査事業団)は全国的な視点から埴輪の生産と供給の問題を東国の特徴を分析する内容を話されました。
 当センターからは熊谷市内に所在する「姥ヶ沢窯埴輪窯跡」「権現坂埴輪窯跡」の埴輪生産と供給先について報告させていただました。
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写真 姥沢埴輪窯の発掘状況(1990年10月)
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写真 講演会の様子
 当日は冬日にもかかわらず県外からも熱心な受講者がおられたようです。講演後の質疑も活発に行われ、理解を深めるうえで有益であったと思います。講師、受講参加者、博物館事務局方に感謝いたします。
 なお、当センターで用意した参考資料「『江南地域の埴輪と埴輪窯について』 2019.12.07 熊谷市立江南文化財センター(PDF:11.9MB)」はリンクからダウンロードできます。「姥ヶ沢窯」「権現坂窯」の報告書は「『千代遺跡群-弥生・古墳時代編-』 1998年刊 江南町教育委員会(PDF:158.0MB)」として「熊谷デジタルミュージアムPDF文庫3」に掲載してあります。
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