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樋の上遺跡最新出土遺物展 [展示]

 本日から、熊谷市立熊谷図書館3階、郷土資料展示室において開催されます。
 市内三ヶ尻にある樋の上遺跡の発掘調査は、平成26年度に、幹線第3号線の道路整備に伴い拡幅部分について実施しましたが、翌年度末に報告書が刊行されましたので、その成果について展示しています。
 調査では、主に7世紀末~10世紀初頭の集落跡が確認されましたが、そのうちの竪穴建物跡から出土した遺物を中心に展示しています。
中には、この集落の特異性を示すと推定される風字硯(すずり)や灰釉陶器もあります。
 是非この機会に御覧いただき、古代の生活に思いを馳せていただければ幸いです。
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会場:熊谷市立熊谷図書館、郷土資料展示室
住所:熊谷市桜木町2-33-2
会期:平成29年4月30日(日)まで
電話:048-525-9463
問合せ:熊谷市立江南文化財センター
電話:048-536-5062

ちなみに、これまで展示していた、池ノ上遺跡出土遺物は、江南文化財センターで再展示していますので、あわせてご覧ください。4月28日(金)まで。




池ノ上遺跡最新出土品展 [展示]

 本日から、熊谷市立熊谷図書館・郷土資料展示室において、池ノ上遺跡最新出土品展が開催されます。
 池ノ上遺跡は、平成26年度に分譲住宅建設予定地において発掘調査が行われました。
 調査では、7世紀末から9世紀後半までの竪穴建物跡18棟を中心に形成された集落が発見されたほか、鎌倉時代の館跡の溝跡などが発見されました。
 展示は、主に竪穴建物跡から出土した土器を展示しています。妻沼地域の中心部における調査例は少なく、飛鳥時代から平安時代までの律令期の集落の調査は貴重なものとなりました。
 この機会に、是非、当時の人々の暮らしに思いを馳せてみませんか。
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会場 熊谷市立熊谷図書館3階 郷土資料展示室
会期 10月30日まで
開館時間 9時〜17時
住所 熊谷市桜木町二丁目33番地2
電話 048-525-4551
問い合わせ 熊谷市立江南文化財センター
                048-536-5062



「諏訪神社本殿」展ー彫刻の美と技巧ー [展示]

江南文化財センター内展示ケースの展示替えを行いました。
今回の展示は、平成28年3月15日に埼玉県有形文化財建造物に指定となった市内上新田「諏訪神社本殿」を記念して展示を行いました。
展示期間:平成28年5月10日(火)から10月31日(月)まで 土日祝祭日休
時   間:8:30~17:00
場   所:熊谷市立江南文化財センター(熊谷市千代329番地) 電話048-536-5062
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諏訪神社は、延享3年(1746)に建立後、江戸時代末期の改修を経て大切に保存かれてきました。その間、経年の毀損などにより部材の一部が落下するなどの状況が生じています。今後の修復に活かすためその部材は大切に保管されていますが、今回その一部を借用して展示をおこないました。
・蟇股彫刻「雷神」
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正面右側の屋根下部の山形の破風中央にはめ込まれていたもの。裏面には「福寿海」と墨書されています。反対側の破風には風神の彫刻がはめ込まれています。
・破風下彫刻「菊花」
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正面右側の破風下にはめ込まれていたもの。花弁の細微な彫りが美しく、肉彫りの技法が用いられ立体感があります。花弁の中央には弁柄が赤く塗られています。
・垂木錺金具
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すべての垂木には弁柄で赤く塗られ、端部には錺金具(かざりかなぐ)が打ち込まれています。花弁が彫られた金具には、一部金箔が残っています。

諏訪神社は、18世紀半ばにおける熊谷地域の寺社建築・彫刻の歴史を今に伝える貴重な建造物です。

市内遺跡出土品速報展「諏訪木遺跡・三ヶ尻古墳群」 [展示]

江南文化財センター展示ケースの展示替えを行い、昨年4月~6月にかけて調査を行った諏訪木遺跡と、9月に調査を行った三ヶ尻古墳群から出土した遺物を展示しています。
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展示期間:平成28年2月15日(月)~7月14日(木)まで 土日祝祭日休
時   間:8:30分~17:00分
場   所:熊谷市立江南文化財センター(熊谷市千代329番地) 電話048-536-5062
↓は、三ヶ尻古墳群から出土した、2基の円筒埴輪を合わせた埴輪棺です。出土状態を復元して展示しています。
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↓は、諏訪木遺跡から出土した弥生時代中期中葉の壺です。右側が在地の池上式土器、左側が信州を中心に分布する栗林式土器です。
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この機会にぜひご覧ください。

特別展示「熊谷市新指定文化財展 E.S.モース関連資料」 [展示]

昨年11月27日に熊谷市指定有形文化財 歴史資料に指定された「E.S.モース関連資料」のモース直筆画の展示を、江南文化財センターで展示しています。
展示期間:平成28年1月18日(月)~3月18日(金)まで 土日祝祭日休
時   間:8:30分~17:00分
場   所:熊谷市立江南文化財センター(熊谷市千代329番地) 電話048-536-5062
134年前に、日本考古学の父と称されるモースが、市内冑山の根岸家を訪問した際に描いた日本の土器類の絵を、この機会にぜひご覧ください。
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また、熊谷市指定文化財 愛染明王の実物大スクリーンを展示しておりますので、併せてご覧ください。
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東武鉄道熊谷線ジオラマ [展示]

昭和58年に廃線となった東武鉄道熊谷線の鉄道模型のジオラマを、妻沼展示館にて新たに展示しました。
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このジオラマは、今年の10月に羽生市在住の方により寄贈されたものです。
当時の妻沼駅の様子や
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ホームの奥の機関区も再現されています。
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妻沼展示館の屋外には、東急車輌製の気動車キハ2000の実物が展示されていますので、この機会にぜひご覧ください。
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妻沼展示館:熊谷市妻沼東一丁目1番地
休館日:月曜日・祝日・年末年始
開館時間:9時から17時(入館は16時30分まで)

「ゆくもの、くるものー北関東の後期弥生文化」 [展示]

高崎市立かみつけの里博物館で行われる特別展「ゆくもの、くるものー北関東の後期弥生文化」展に、姥ヶ沢遺跡出土の弥生時代後期の土器8点を貸し出しました。
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場所:高崎市立かみつけの里博物館 企画展示室:群馬県高崎市井出町1514:℡027-373-8880
会期:平成27年12月6日(日)~平成28年2月7日(日) 
休館日:毎週火曜日
観覧料:大人200円、学生100円
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群馬県の弥生時代後期を代表する樽式(土器)文化について、その成立時から強い影響を受けた長野県千曲川流域文化や、後期後葉に交流が活発化した埼玉県北部、栃木県、茨城県との交流状況について土器を中心に、木器・金属器・装身具などが展示されますので、この機会にぜひご覧ください。

石戈速報展・江南行政センター展示 [展示]

本日、江南文化財センター展示室にて、先日紹介した前中西遺跡出土石戈(せっか)の速報展示を開始しました。
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展示期間は、平成27年10月1日(木)から平成28年3月31日(木)までとなります。休館日は、土・日・祭日・年末年始。開館時間は午前9時から午後5時。但し、10月4日(日)は、「くまぴあ」(熊谷市原島315番地)創作展示棟3階出土遺物展示室にて展示。10月25日(日)および11月14日(土)は、江南文化財センターを開館して展示します。

また、江南行政センター1階ホールの展示ケース内の遺物の展示替えを行いました。
今回の展示品は、市内野原の元境内遺跡出土の緑釉鉄釉掛分水鉢(近世陶器:瀬戸美濃産)と、
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東別府の一本木前遺跡出土提瓶(古墳時代:須恵器)です。
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こちらも、平成28年3月31日(木)まで展示しておりますので、この機会にぜひご覧ください。

わが街熊谷遺跡めぐり展「横間栗遺跡」 [展示]

 江南文化財センターホールの展示ケースの展示替えを行いました。
 この度は、市内西別府の横間栗遺跡から出土した弥生土器を展示しています。
 展示した土器は、弥生時代の再葬墓から出土したものですが、この再葬墓は、一旦白骨化させた遺骨を、再び壺などに収めて埋葬する特殊な墓です。
 横間栗遺跡から出土した、再葬墓の土器は、その他の管玉や砥石などの遺物を含めて、当時の墓制を考える上で重要なものであることから、1999年3月に、埼玉県指定文化財に指定されました。
 この機会に、是非ご覧ください。
 会期 6月16日〜10月30日
 会場 熊谷市立江南文化財センター(熊谷市千代329番地)
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特別展示「愛染堂奉納額」 [展示]

江南文化財センターの特別展:『尾高惇忠筆「奉納額」 愛染堂「絵馬」・「奉納額」パネル展』への展示替を行ないました。
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この額は、下川上の愛染堂に掲げられていたものです。額には「共進 成業 唯頼 冥護」と記されており、藍染業を中心とした業界団体から、愛染堂へ明治21年に奉納されたものです。筆は、世界遺産「富岡製糸場」初代工場長尾高惇忠(おだかあつただ・おだかじゅんちゅう:1830-1901)の号である「尾高藍香」によるものです。
 額の願主には、養蚕や藍玉の一大生産地だった現在の深谷市域の地名(明戸・上敷免・中瀬・血洗島・手計他)の地名が記され、商売繁盛や業界繁栄の祈願を行っていたことがわかります。
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展示解説書のPDF版はこちら(275kb)からダウンロードしてご覧ください。
展時期間は、平成27年10月16日(金)までとなっていますので、この機会にぜひご覧ください。
江南文化財センター:休館日(土日祝祭日):開館時間(8:30~17:00):熊谷市千代329:℡(048-536-5062)

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