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第12回地域伝統芸能今昔物語 ダイジェスト版の配信 [民俗]



 昨年の令和元年11月23日に、熊谷文化創造館さくらめいと「太陽のホール」 で開催された第12回地域伝統芸能今昔物語 ダイジェスト版をYouTubeにおいて配信しています。
 本年の今昔物語は新型コロナウイルス対策により映像記録会の方式として無観客で開催されました。観客を前にしての演奏や披露は本当に熱の籠もった雰囲気を作り上げます。再びそうした今昔物語の開催が可能となることを願ってやみません。



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池上遺跡発掘調査について(道の駅整備事業) その1 [発掘調査]

 長らく、お知らせできなかった発掘調査の内容について今回は掲載します。
先月から熊谷市東部の池上地区に予定している道の駅整備地内で発掘調査を開始しました。
今回の調査地点は過去に国道17号バイパスをを調査した小敷田遺跡の3区の東にあたります。
先週から本格的な調査が始まったので、まだ全容は明らかではありませんが、現在までに土坑数十基、溝跡数条、環濠かと思われるもの、掘立柱建物になるであろうピット多数が検出されています。
 出土遺物は弥生時代中期の甕、壺片で、これまでにそれ以外の時期のものは検出しておりません。
 今回は、掘立柱建物を探す目的で、ドローンによる遺構確認を実施しました。全体の模式図作成としても活用できるため、大規模現場には非常に役に立つツールではないでしょうか。

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作業風景

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土坑 遺物検出状況

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ドローン撮影写真
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星溪園の紅葉が見頃を迎えています。 [お知らせ]

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熊谷市鎌倉町の名勝「星溪園」の紅葉が概ねクライマックスを迎えて見頃となっています。庭園散策をお楽しみください。入園無料。通常、月曜日休園です。加えて、松風庵の玄関ギャラリーではリトグラフの小品展を開催しています。どうぞお越しください。




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源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況 [お知らせ]

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 12月23日(水)の仏像移動に向けて、源宗寺では吉備文化財修復所による仏像の養生作業が着々と進められています。

 お堂が狭く、仏像まわりのスペースがわずかしかないため、非常に大変な作業です。足場を設置し、仏像全体を梱包します。現段階では、薬師如来と観世音菩薩2体の梱包が完了し、仏像の下に像を移動させるためのコロを入れる作業が進められています。
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 「平戸の大仏 仏像移動行事」は、令和2年12月23日(水)午前10時より開催予定です。午前中に薬師如来坐像を、午後1時30分から観世音菩薩坐像を移動させる予定です。
 ご参列いただいた皆様には、仏像につけたロープを引いて仮設小屋への移動のお手伝いをしていただく予定です。見学、参加ともに無料です。
  源宗寺創建以来のこの歴史的な瞬間を、より多くの皆様と共有できることを願っております。


源宗寺本堂保存修理委員会ホームページ:https://oobotoke.com/

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長野市埋蔵文化財センター発掘調査速報展について [展示]

今回は、長野市で開催の発掘調査成果、並びに同時開催の企画展示についてお知らせします。
この展示は、市内4遺跡における発掘調査成果を展示するほか、企画展示として、東町遺跡出土の弥生時代中期後半(約2,000年前)の栗林式土器に描かれた絵画が注目の一つとして展示されています。
 絵画土器の外面には「祭人」と呼ばれる鳥の羽を頭飾りにしたシャーマン、もしくは戦士と思われる人が描かれており、農耕祭祀で使用されたものであろうと考えられています。
 この長野盆地での文化は熊谷市でも確認されており、市内上之地域を中心に、栗林式土器が確認されており、在地の伝統と融合した土器なども検出されております。熊谷との関係を知る上でも興味深いものです。ぜひ新型コロナウイルス対策をしたうえで、お出かけください。

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お問い合わせ
長野市埋蔵文化財センター 
長野市小島田町1414(長野市立博物館内)
TEL026-284-0004
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ー熊谷の名工の足跡を辿るー植野惣社稲荷神社(一本木稲荷) [建造物]

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 植野惣社稲荷神社は、群馬県前橋市総社町にあります。江戸時代初期、境内に稀な榎の大木があったことから、一本木稲荷とも呼ばれています。
 本殿とその覆屋は、明和7年(1770)に創建されました。本殿の彫刻は、勢多郡黒保根村出身の彫刻師・関口文治郎他4名によって手掛けられました。文治郎は、「上州の左甚五郎」とも謳われ、熊谷の国宝・歓喜院聖天堂の造営にも携わっています。
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 明和7年創建の本殿覆屋

 また、現在の拝殿は元治元年(1864)に修復再建されました。拝殿は、千鳥破風と向拝に軒唐破風を備えた造りです。社殿の彫刻を手掛けたのは、武州熊谷出身の彫刻師・小林源太郎です。先日、当ブログにて紹介した早尾神社本殿の彫刻を手掛けた初代・小林源八正信の2代目となります。源太郎は、「関東の名工」と称され、榛名神社双龍門など多くの作品を残しています。
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 向拝部分の海老虹梁 透かし彫りの親子龍
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 拝殿左の脇障子 瓢箪から駒
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 拝殿正面の扉彫刻
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 柱に施された地紋彫り

 社殿は、何度も利根川の洪水被害にあい、その都度住民の手により遷宮、再建されてきたようです。
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 境内の裏手からは、利根川を見下ろすことができます。


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名勝「長島記念館・邸宅」と渋沢栄一「青淵」直筆書 [記念物]

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長島記念館の主屋には、渋沢栄一直筆の額「福養以分安」が掲示されています。筆名の青淵が記され、「分を按じもって福を養う」と読むことができます。これは禅語からの引用と考えられます。長島記念館には、この額を含めて3点の渋沢栄一直筆の書を有しています。お立ち寄りの際は是非ご覧ください。


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源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況 [お知らせ]

 12月3日(木)、市内平戸の源宗寺にて、今月23日に予定されている仏像移動の打ち合わせを行いました。打ち合わせには、吉備文化財修復所の牧野先生をはじめ、平戸自治会や源宗寺護持会より代表者数名も参加し、コロナ対策に備えた体制や当日の仏像移動の流れ、役割分担などについて話し合いを行いました。
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 源宗寺創建当初から、ずっとこの場所に鎮座してきた大仏(おおぼとけ)様の移動は、誰も経験したことのない一大プロジェクトです。仏像は下にコロをかませ、綱で引っ張って現本堂から仮小屋へ移動させます。当日の仏像移動には、ご参列いただいた一般の方々にもその作業にご協力いただく予定です。受付での名簿記入や消毒、マスク・手袋の着用などコロナ感染症対策についても十分留意しながら実施します。平日の開催となりますが、お時間のある方は一生に一度とも言える大変貴重な機会ですので是非お越しください。

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 現場では、仏像の養生作業のための足場づくりが着々と進んでいました。今日から来週末にかけて、吉備文化財修復所により仏像の養生が行われます。

 今後も最新の情報について、発信して参ります。



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ー熊谷の名工の足跡を辿るー早尾神社本殿 [建造物]

 早尾神社本殿は、群馬県渋川市半田にある江戸時代後期の特徴を示す社殿です。本殿は、大きなガラス窓のある覆屋の中に鎮座しています。棟札によると文化14年(1817)に建築されたとされ、素木造り、屋根はこけら葺きとなっています。
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 南側を正面に、北及び東西の三面には、縁の下の木組みや柱、梁など細部に至るまで緻密な彫刻が施されています。
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 南側正面の海老虹梁と左右の柱には龍が巻き付いています。
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 北面 孔子が旅の途中で陽虎と間違われ槍を突きつけられている場面
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 東面 中国の武将・韓信の少年時代の様子
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 西面 金時(後の坂田金太郎)が母と別れる場面
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 腰羽目彫刻や脇障子にも、唐子や動物の彫刻が施されています。

 これらの彫刻を手がけたのは、江戸時代の彫刻師 小林源八正信です。
 小林源八正信は、幡羅郡玉井村(現在の熊谷市)に住み、初代小林源八を名乗りました。花輪村の石原吟八郎を継いだ2代目石原吟八に師事したといわれています。

 半田の早尾神社本殿は、渋川市指定重要文化財となっています。


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源宗寺 撥遣式 [その他]

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 12月1日(火)、市内平戸の源宗寺本堂にて撥遣式(はっけんしき)が執り行われました。撥遣式とは、仏像を別の場所に移動する場合などに、魂を抜いた状態にするための儀式のことです。
 式には、源宗寺本堂保存修理委員会のメンバーに加え、源宗寺護持会や地元平戸地区から一般の方々にもご参列いただきました。市内久下の東竹院・岸ご住職様によりお経があげられ、参列者一人ひとりが事業の成功と安全を願って、心を込めてご焼香を捧げました。
 明後日4日(金)より、仏像の養生作業を開始し、仏像を保護したうえで本堂東側の壁を解体し、搬出口を設け、12月23、24日に仏像を現本堂から仮小屋に移動する予定です。新たな本堂の建設と同時進行で、仮小屋内で吉備文化財修復所による仏像の補強作業が行われます。

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 仮小屋の建設工事も着々と進んでいました。仮小屋には、保管中も大仏(おおぼとけ)様の様子を見ることができるよう正面に窓を取り付けています。来週末には仮小屋が完成予定です。


 今後も最新の情報について、当ブログや委員会ホームページにて随時、発信して参りますので、ご確認いただければと思います。

源宗寺本堂保存修理委員会ホームぺージ:https://oobotoke.com/




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