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第16回源宗寺本堂保存修理委員会 [その他]

 昨日11月5日(木)、市内にある老人憩の家「平戸荘」にて第16回源宗寺本堂保存修理委員会が行われました。前回の会議終了後、施工業者の最終決定を行い、工事内容について施工業者との綿密な話し合いを重ねてきました。今回の会議では、決定業者と工事内容の詳細についての報告を行い、今後の活動計画について討議しました。
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 11月15日(日)に現本堂での最後の一般公開を終えた後、本堂内部の片付けを行います。堂内に安置されている2体の木彫大仏坐像は、観音像の両脚部分が陥没し、薬師像の螺髪の一部脱落などが確認されています。また、向拝部分に取り付けられた龍の鬼瓦の胴体も一部欠落が見られ、これらの部材が堂内に保管されている可能性があることから、片付けの作業には吉備文化財修復所の牧野先生、一級建築士の細川先生にも立ち会っていただく予定です。12月上旬に、撥遣式(仏像を別の場所に移動する場合などに、魂を抜いた状態にするための儀式)を行い、仮建屋が準備でき次第、大仏の移動に着手します。
 コロナ禍でなかなか思うように進まなかった当事業も、ようやく本格的に動き出します。
 11月15日(日)は現本堂での最後の一般公開となりますので、皆様お誘い合わせの上ぜひお越しください。


 
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