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平戸の大仏 最後の一般公開 [仏像]

 11月15日(日)、市内平戸の源宗寺にて「平戸の大仏一般公開」を行いました。先週より、本堂東側にて、大仏移設の仮小屋の基礎工事がはじまっています。来月には仏像を仮小屋に移動し、本堂の解体工事に着手する予定です。そのため、この日が現本堂での最後の一般公開となりました。公開当日は、日差しが暖かいスッキリとした秋晴れに恵まれ、市内外から多くの方が見学にいらっしゃいました。この日の見学者数は65名で、公開が始まって以来の最高記録となりました。
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(本堂東側の仮小屋基礎工事の様子)
 現本堂に収められた「平戸の大仏」を見ることができる最後の機会ということで、見学にいらした多くの方が、熊谷市指定有形文化財である2体の木彫大仏坐像(平戸の大仏)や源宗寺本堂の様子を写真に収めていました。
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 今月末に本堂内部の片付けを行い、12月1日に撥遣式(仏像を別の場所に移動する場合などに、魂を抜いた状態にするための儀式)を行う予定です。
 2体の木彫大仏坐像(平戸の大仏)は、仮小屋に移設し、本堂の工事期間中、新しい本堂への移設に耐えられるよう仏像の内部から補強作業を行う予定です。

 本堂解体までの大まかなスケジュール(あくまで予定です)は、下記のとおりです。

令和2年11月 中旬 仏像仮設小屋工事 開始
令和2年11月26日 本堂内片付け(仏像欠損部品等探索)
令和2年12月 1日 撥遣式(はっけんしき:いわゆる“魂抜き”)
令和2年12月 3日 仏像養生作業 開始
令和2年12月10日 仏像仮設小屋 完成
令和2年12月12日 本堂東壁解体 開始(仏像搬出口確保のため)
令和2年12月19日 仏像移動台工事 開始
令和2年12月23日 仏像移動 開始(仏像仮設小屋へ平行移動する)
令和2年12月25日 仏像移動台・旧本堂本体 解体開始


 今後の詳しい状況につきましては、当ブログや委員会ホームページにて随時、情報発信して参りますので、ご確認いただければと思います。

源宗寺本堂保存修理委員会ホームぺージ:https://oobotoke.com/


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