バスでいく古墳巡りツアー [普及事業]
先日埼玉県主催のバスでいく古墳巡りツアーが開催されました。埼玉県内を数か所のエリアに分け、熊谷市、本庄市、深谷市で一つのエリアということで、倍率10倍の中で当選した10数名の県民の方々が参加しました。
熊谷では国指定史跡である「宮塚古墳」、県内第2位の規模をほこる「甲山古墳」の見学でした。本市教育委員会では甲山古墳の説明を行い、古墳散策をおこないました。その際、甲山古墳は未発掘であり、周辺を散策すれば、埴輪片が見つかるかもしれない旨も併せて説明したところ、ナビゲータの古墳にコーフン協会のまりこふん氏が片を見つけたのを皮切りに、参加者の方々総出で埴輪捜索が始まりました。
時間に制約がある中、数十点の埴輪片を検出することができました。
古墳見学のみならず、埴輪を発見することができるなんてと、皆さん大変満足していたようでした。
テラス部分の散策ルートを巡る
散策時に検出した埴輪片
熊谷では国指定史跡である「宮塚古墳」、県内第2位の規模をほこる「甲山古墳」の見学でした。本市教育委員会では甲山古墳の説明を行い、古墳散策をおこないました。その際、甲山古墳は未発掘であり、周辺を散策すれば、埴輪片が見つかるかもしれない旨も併せて説明したところ、ナビゲータの古墳にコーフン協会のまりこふん氏が片を見つけたのを皮切りに、参加者の方々総出で埴輪捜索が始まりました。
時間に制約がある中、数十点の埴輪片を検出することができました。
古墳見学のみならず、埴輪を発見することができるなんてと、皆さん大変満足していたようでした。
テラス部分の散策ルートを巡る
散策時に検出した埴輪片
熊谷市立星宮小学校3学年歴史学習ツアー [普及事業]
浄安寺千体地蔵(熊谷市指定有形文化財)の公開 [普及事業]
2013年9月に発生した竜巻により浄安寺千体地蔵(熊谷市指定有形文化財)を納めた地蔵堂が倒壊し、納められていた約650体もの地蔵が被災しました。文化財レスキューにより救出された後、東洋美術学校保存修復科との共同により修復を終え2016年に一般公開された千体地蔵が、今年も10月23日に公開されました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年よりも
規模を縮小しての開催となりました。
千体地蔵は、東洋美術学校保存修復科の協力により、一体ずつ管理番号が付与され、中性紙の収納箱に納められ、浄安寺にて大切に保存管理されています。
今年は、コロナ禍により地域の祭礼や文化財関連行事の多くが、中止・縮小となっています。地域の伝統文化の継承のためにも、感染防止対策に十分配慮しながら、活動を継続できればと思います。
荻野吟子探検隊―出身地を散策し吟子の生涯を学ぶ― [普及事業]
荻野吟子記念館の復元された長屋門
記念館内の展示解説と吟子の生涯について説明する。
群馬県千代田町の光恩寺に移築された吟子生家の長屋門と吟子の石像
光恩寺、長屋門内での吟子の写真展示
10月17日、熊谷市俵瀬地区周辺で日本発の公認女性医師となった荻野吟子の生涯を学ぶツアー「荻野吟子探検隊」が開催されました。雨天の中でしたが参加された約15名の小学生と保護者の皆さんとともに約6キロの行程を散策しました。熊谷市立秦小学校に集合し、徒歩で、吟子が幼少期に学んだとされる寺子屋があった大龍寺、荻野吟子記念館、利根川の長土手を巡った後、赤岩渡船で渡し船に乗り、群馬県千代田町の光恩寺へ。この境内には吟子の生家から移築された長屋門があり、国登録有形文化財に指定されています。最初の大龍寺では熊谷市指定文化財の「三十三観音像」を拝観することもできました。記念館では吟子の生涯を紹介する展示について解説し、吟子の成し得た偉業や意義をお伝えしました。赤岩渡船での船上でも雨は降り続いていましたが、初めて利用する参加者が多く、船で利根川を渡る経験を楽しんでいました。映画「一粒の麦 荻野吟子の生涯」が上映されてから1年が経過しました。渋沢栄一への関心が高まる中、同じく埼玉三偉人の一人である荻野吟子にも着目する機会を増やせるように、情報発信と啓発を進めていきたいと考えています。
熊谷市有形文化財「長慶寺本堂・薬師堂」及び「長慶寺薬師堂厨子」指定書交付式 [普及事業]
独立行政法人国立文化財機構 文化財防災センターの設立について [普及事業]
熊谷市御正新田の浄安寺では、2013年9月の竜巻で全壊した地蔵堂から文化財レスキューを実施し「救出」された千体地蔵(市指定有形文化財)が修復を終え、毎年10月23日に一般公開されている。
国立文化財機構の組織内に「文化財防災センター」が、10月1日に奈良文化財研究所内に開設されました。具体的な内容については奈良文化財研究所のサイトから引用し以下に掲載します。
2014年度から文化庁の補助金により実施してきた「文化財防災ネットワーク推進事業」の成果を基に、恒常的な組織として設立されたものです。文化財防災ネットワーク推進事業では、東日本大震災の文化財レスキュー事業で培われた多くの関係機関とのネットワークを活かして我が国の文化財防災体制の構築を図るとともに、地域の文化財防災体制の確立や救援活動に関する研修等に取り組んでまいりました。この間、熊本地震、北部九州水害、西日本豪雨、千葉の台風被害、つい先日の球磨川の氾濫等の自然災害が頻発している状況にあります。また、ブラジル国立博物館、ノートルダム寺院、首里城が火災により焼失するという事案も発生しました。これらの災害により被災する文化財も多くなっているというのが現状です。新しく設立された文化財防災センターは、建造物、美術工芸品、民俗文化財等、その他文化財保護法に記載されている多様な分野の文化財を災害から守る体制を作るということを使命としています。
我が国の文化財防災につきましてはまだまだ取り組んでいかなければならない課題が山積しています。少しずつでもしかし確実に文化財防災のレベルを上げるべく文化財防災センターでは事業に邁進してまいる所存です。多くのご関係の皆様のご指導、ご協力をよろしくお願いいたします。
(独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 広報サイトより)
参考:同事業に関連する文化財防災センターパンフレットは次のURLをご参照ください。
https://ch-drm.nich.go.jp/wp-content/uploads/2020/10/201001_center-pamphlet.pdf
【開催案内】熊谷青年会議所「熊谷こどもみらい塾2020」開始 [普及事業]
熊谷青年会議所が企画する「熊谷こどもみらい塾2020」が開始されました。
熊谷の歴史や自然、食や文化など熊谷の今と昔を学ぶクイズ形式の企画です。
熊谷市立小学校の児童の皆様が対象ですが、一般参加も可能です。
動画を参照され、参加してみてはいかがでしょうか。
立正大学法学部講座「文化財保護とオーセンティシティ―熊谷市の文化財保護と国際的動向―」【立正大学熊谷キャンパス19号館 2020.01.08撮影】 [普及事業]
本年1月に立正大学熊谷キャンパスで開催した官学連携の講座「熊谷市の文化財保護と国際的動向」の様子をYouTubeサイトにて公開しています。講座では、文化財の原初的な状態を意味する「オーセンティシティ」をテーマとしています。国内の歴史的建造物などの文化財の多くは建立時から複数回の保存修理を重ねていることから、オーセンティシティが確保されていないとして国際的に課題となったことがあります。この点を踏まえた上で、熊谷市の国宝「歓喜院聖天堂」の平成の大修理がどのように進められたかについて説明しました。どうぞご覧ください。
星宮地区文化財マイスター養成講座「熊谷市星宮地区の文化財」レクチャー動画 [普及事業]
熊谷市下川上の星宮公民館及び近隣の宝乗院愛染堂で開催した星宮地区文化財マイスター養成講座「熊谷市星宮地区の文化財」でのレクチャーの様子を収録し公開しています。地域の文化財や歴史探訪のガイド案内としてご利用ください。受講されたメンバーは星宮地区文化財マイスターとして星宮地区の歴史紹介や現地案内などを担当していただく予定です。