荻野吟子探検隊―出身地を散策し吟子の生涯を学ぶ― [普及事業]
荻野吟子記念館の復元された長屋門
記念館内の展示解説と吟子の生涯について説明する。
群馬県千代田町の光恩寺に移築された吟子生家の長屋門と吟子の石像
光恩寺、長屋門内での吟子の写真展示
10月17日、熊谷市俵瀬地区周辺で日本発の公認女性医師となった荻野吟子の生涯を学ぶツアー「荻野吟子探検隊」が開催されました。雨天の中でしたが参加された約15名の小学生と保護者の皆さんとともに約6キロの行程を散策しました。熊谷市立秦小学校に集合し、徒歩で、吟子が幼少期に学んだとされる寺子屋があった大龍寺、荻野吟子記念館、利根川の長土手を巡った後、赤岩渡船で渡し船に乗り、群馬県千代田町の光恩寺へ。この境内には吟子の生家から移築された長屋門があり、国登録有形文化財に指定されています。最初の大龍寺では熊谷市指定文化財の「三十三観音像」を拝観することもできました。記念館では吟子の生涯を紹介する展示について解説し、吟子の成し得た偉業や意義をお伝えしました。赤岩渡船での船上でも雨は降り続いていましたが、初めて利用する参加者が多く、船で利根川を渡る経験を楽しんでいました。映画「一粒の麦 荻野吟子の生涯」が上映されてから1年が経過しました。渋沢栄一への関心が高まる中、同じく埼玉三偉人の一人である荻野吟子にも着目する機会を増やせるように、情報発信と啓発を進めていきたいと考えています。
2020-10-20 11:21
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