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熊谷市吉岡地区文化財めぐりスタンプラリー [普及事業]


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小雨降る中、散策するスタンプラリー参加者

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スタンプラリー用紙

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終戦まで使われていた実弾射撃場跡での解説


 2019年7月7日、熊谷市の吉岡地区で地元自治会主催の文化財めぐりスタンプラリーが開催されました。小雨降る中での散策となりましたが、地元小学生や長寿会など多くの参加がありました。熊谷市立吉岡小学校をスタートに子育て地蔵、実弾射撃上跡、阿弥陀堂、八幡神社、観音院、茶臼塚などをめぐる約4.7㎞のコースでした。毎年開催されているスタンプラリーですが、今回は万吉地区の南側を中心に文化財めぐりを楽しむ企画でした。可愛らしいスタンプラリーの用紙を使い、完歩者は景品を獲得でき、かき氷が食べられるというご褒美付きで、地域の歴史をじっくり再認識できるイベントとなりました。

 荒川右岸すぐのエリアとなる熊谷市万吉(まげち)地区ですが、その位置から南へかなり離れた場所にある立正大学熊谷キャンパスも住所は万吉となっていることからも分かるように、南北に縦長の形をしています。その間にある村岡地区を囲い込むように湾曲しているのが万吉地区です。和田吉野川の流れとも関係して、その川の流路に沿うように「曲がる地」の形状から「曲がり地」が「万吉(まげち)」に転化したとも伝わります。その挟まれた地区の村岡は「群れる岡」から派生し、多くの塚や古墳が点在した場所として名前が転化し「村岡」になったと言われています。現在でも村岡古墳群という遺跡名があります。そして、この万吉村と村岡村の名を一文字ずつ引用し、この周辺の地域が「吉岡」と名称化し、旧吉岡村となりました。現在でも吉岡小学校、吉岡中学校、吉岡公民館、JA吉岡支店などの名前が残されています。



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