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歓喜院聖天堂を卒論テーマに [建造物]

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国宝「歓喜院聖天堂」奥殿での修繕箇所などを調査する山川さん

 妻沼聖天山にて国宝「歓喜院聖天堂」を卒業論文のテーマにしている大学生に、建造物の歴史や保存修理の方法について解説をしました。レクチャーを受けた東京学芸大学教育学部4年生の山川愛希子さんは江戸時代の社寺建築を研究テーマとしており、卒業論文では国宝「歓喜院聖天堂」について記されるとのこと。山川さんは関東や東北の文化財建造物を巡り、それぞれと比較しながら聖天堂の特質性について調査しています。また、比較されることの多い日光東照宮と歓喜院聖天堂での漆塗り技法の差異などについて、現地の技術者からのヒアリング調査を実施し、知見を深めています。重要文化財から格上げされ国宝に指定された理由や、現在行われている美装化事業についても質問が出され、卒業論文に向けての資料や情報の収集を進めていました。熊谷市内の文化財について大学などでの研究テーマにしていただけることは、文化財の学術的な価値を知る上でも貴重なことと思いますので、興味や関心をお持ちの方はご連絡ください。




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