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「青天を衝け」と熊谷宿小松屋旅館 [その他]

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安政6年(1859)刊行の「根本山参詣飛渡里」に描かれた小松屋旅館

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矢野玄民『熊谷旧繁昌詞』(日下部朝一郎『熊谷人物事典』から)

 NHK 大河ドラマ「青天を衝け」第11回 「横濱焼き討ち計画」の冒頭、江戸に向かおうとしていた尾高長七郎に追いつき、老中・安藤を襲った河野が命を落とし、これに連座したものを幕府が探していると伝えるシーンがありました。その舞台となった旅籠が長七郎の定宿となっていた熊谷宿の小松屋旅館でした。
 この小松屋旅館は熊谷宿の上宿と呼ばれる現在の熊谷市本町1丁目に所在した旅籠で、安政6年(1859)刊行の「根本山参詣飛渡里」や、後の明治26年に書かれた矢野玄民『熊谷旧繁昌詞』にも記されています。深谷の血洗島から熊谷宿まで約15キロの距離がありますが、ドラマでは渋沢栄一が長七郎に追いつくために駆け抜けた様子が描かれていました。熊谷宿と渋沢栄一のつながりを垣間見るシーンであったといえます。現在、小松屋旅館が所在していた場所には、銀行などの店舗があります。




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