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源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況 [その他]

 昨年12月23日、無事に仏像と蓮華台の移動を終え、薬師如来と観世音菩薩の2体の大ぼとけさまは、仮小屋のなかで新年を迎えられました。
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 1月7日午前、本堂の本解体を前に、現地にて源宗寺本堂保存修理委員会建築小委員会が開かれ、今後保存が必要となる既存部材の確認を行いました。
 向拝部分の獅子の木鼻や正面の蟇股、大瓶束などの彫刻部材、さらに向拝の格天井には絵が描かれていた痕跡があり、これらは源宗寺本堂の貴重な資料として保存します。
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獅子の木鼻
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蟇股
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大瓶束
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絵画の痕跡が見られる格天井

 また、漆喰壁の一部や、本堂内部の壁板、小舞の竹素材など数点を保存し、立正大学による部材の年代測定が実施される予定です。



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