SSブログ

玉井神社オビシャ [民俗]

RIMG2411ff.jpg
玉井神社

 玉井神社(熊谷市玉井1911)には、毎年3月15日に行われる「オビシャ」という行事があります。オビシャとは、早春の農村地域を中心に行われる行事で、弓を射てその年1年の作物の作柄など、神意を占う予祝行事であるといわれています。馬に乗って弓を射る騎射「流鏑馬(やぶさめ)」の行事に対して、徒歩による弓の行事を「歩射(ぶしゃ)」と呼び、神事の奉納行事として「御奉射」との名称で定着化しています。

 玉井神社の解説書によると「延暦十三年(794)賢憬という僧が當地に滞在中両眼を病んだ。このとき夢の中で告げられた地点に掘った井戸の霊水で眼を洗うと直ちに眼病が治ったという。この井戸の神を祭ったのだ神社の始まりと伝えられる。毎年三月十五日この神社で「オビシヤ」が行われる。これは豊作占いの神事の変化したものといわれすべて謡曲によって進行する祝宴に特徴がある」とのことです。
 現在、玉井神社では実際に弓を打ち吉凶を占う祭礼は簡略化されていますが、弓を奉納する神事などのほか、地域の方々が集い、神殿での演芸大会などで盛り上がります。玉井地区の地域祭礼である「オビシャ」行事にご参加ください。

ところ 玉井神社(熊谷市玉井1911)
とき 3月15日午前10時~(奉納行事)





nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。