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星溪園の落葉を片付ける [その他]


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星溪園の落葉が積載された車両

 熊谷市鎌倉町にある熊谷市指定名勝「星溪園」では多くの落葉樹があり、1月となった現在においても多くの落葉の片付けや掃除が続いています。まだ一部の樹木は枝に葉が残り、時折の風などで地上に落ちます。星溪園では、落葉をゴミ袋に入れて回収し、市の清掃センターに搬入し処分します。12月中旬から1月上旬にかけて、写真のように約30袋の落葉があり、回収してきました。
 星溪園では、推計になりますが年間約250袋が生じます。こうした作業は庭園管理の上でも重要な意味を持ちます。京都などにある名庭園の管理も日常的に行われていますが、名勝としての雰囲気を維持するために庭園の適当な保存管理、清掃などが必要となります。落葉樹については秋から冬、常緑樹についても葉の更新が春から夏にかけて行われ落葉し、年間を通じて多くの落葉があります。現状ではその大半はごみとして搬出していますが、落葉は古い時代から耕作などで用いる資源として重宝されてきました。腐葉土としての利用がそれに当たります。
 現在では住宅地にある高木の落葉が迷惑となっているとのことで、残念ながら伐採されてしまう事例も見受けられます。このことは樹木と人間の共生における課題のように目に映りますが、そこに例えば約500年の樹齢を持つ巨木があった時、我々人間の一生と比較すると、生きることの大先輩であり、崇高ささえ感じることになります。名勝「星溪園」を通して樹木との共生について改めて考えているところです。星溪園の落葉を家庭菜園などで使用したい場合は、お分けすることもできますので、当方までお問い合わせください。



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