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きかは便郵2 [きかは便郵]

昔の絵葉書の紹介。今回は「荒川大橋」です。木造の橋で、遠くに馬で荷物を運んでいる人が写っています。写真下には、(熊谷名所 荒川大橋 杉浦書店発行)と記されています。荒川大橋は、熊谷市河原町一丁目・榎町境界と村岡の間に架かる、荒川を渡る国道407号線の橋です。写真は、荒川左岸(河原町一丁目・榎町)より村岡方面を撮影したものと思われます。
arakawaoohasi2.jpg
この絵葉書の製作年代ですが
1.宛名面通信文記載範囲が1/3になっていることから、明治40年(1907)以降で、宛名面通信文記載範囲が1/2になった大正7年(1918)以前。
2.荒川大橋は、明治42年(1909)に、橋長506m、幅員4.2mの木桁橋として架かる。大正3年(1914)洪水により一部が流出し、大正6年(1917)流出した部分をプラットトラス形式で修復。大正10年(1921)には、残存していた木造部が流出し、大正14年(1925)に流出した部分をプラットトラス形式で修復し、橋脚を除き、1909年当時の橋ではなくなる。昭和29年(1954)には、 荒川が改修され、川幅が広くなったことに伴い、橋をコンクリートで延長。
3.「きかは便郵」は、昭和8年(1933)年2月15日以前の書き方。
以上のことから、特に2により、写真の橋は桁部分にトラス構造を持たないことから、明治42年~大正3年の間に撮影・発行されたものと推測することができます。
arakawaoohasiura2.jpg 
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