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源宗寺本堂保存修理事業 参考建築物視察 [建造物]

 源宗寺本堂保存修理委員会建築小委員会のメンバーで、源宗寺本堂建て替え工事の参考視察のため、行田市斎条にある宝泉寺に伺いました。宝泉寺は平成25年に本堂の建て替えを行っています。
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(宝泉寺本堂)
 現地では、ご住職様のご案内のもと、本堂内部も見学させていただきました。
 宝泉寺のすぐ南側には星川が流れており、大雨や洪水に見舞われた際には、境内もしばしば浸水の被害を受けたといいます。そのため、建て替えられた宝泉寺の本堂は他の寺院に比べると基礎がかなり高い造りになっています。屋根は元来、茅葺きだったものを改修時に、瓦葺きに替えたことで本堂がその重みに耐えられず、50年ほどしかもたなかったことから、軽量な銅板葺きに変更したといいます。費用を抑えるため、壁は漆喰風のボードを使用しているそうです。
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(視察の様子)

 翻って源宗寺ですが、すぐ裏手には忍川が流れており、本堂には柱を切り詰めた跡があることから、当時から源宗寺も洪水の被害を受けていたと考えられています。現在、本堂が建立されている場所は、周辺の土地よりも低い場所にあるため、今回の本堂改修工事では、ある程度の高さの基礎を築いた上に本堂を建てる予定です。本堂の造りについては、現在、委員会で検討中ですが、できる限り費用を抑えながら、東大寺の大仏殿を模したといわれる源宗寺の風格を残していければと考えています。



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