きかは便郵80 [きかは便郵]
熊谷地域の昔の絵葉書紹介、80回目。今回は本町一丁目に所在した「近亀時計店内部」です。
以前きかは便郵24で、熊谷本町通りの写真を紹介した際、左端にこの近亀時計店の外観が少し写っていましたが、今回は、その内部です。写真下には「仲仙道熊ヶ谷町 近亀時計店内部」と印字されています。
店の中には、柱時計、目覚時計、蓄音機が所狭しと並べられています。店の奥には、店主と思われる男性が椅子に腰かけており、手前には、お客の対応をする2名の丁稚奉公人と思われる男性店員が写っています。店員の一人は大きな算盤を、もう一人は商品の懐中時計を手にしており、商談中と思われます。
店内には額が掲げられており、「金銀時計付属品」と書かれています。
この写真は、柱時計の針が5時25分を指していることから、夕方に撮影されたものと判断できます。
大正6年年刊行の『熊谷大観』には、「時計貴金属商 近亀時計店 何でも無いものはない」との広告が掲載されています。
↓は宛名面です。
この葉書の製作年代ですが、宛名面通信文記載範囲が1/3になっていることから、明治40年(1907)以降で、宛名面通信文記載範囲が1/2になった大正7年(1918)以前につくられたものと推測されます。
明治から大正期にかけての時計店内部を記録した貴重な写真です。
以前きかは便郵24で、熊谷本町通りの写真を紹介した際、左端にこの近亀時計店の外観が少し写っていましたが、今回は、その内部です。写真下には「仲仙道熊ヶ谷町 近亀時計店内部」と印字されています。
店の中には、柱時計、目覚時計、蓄音機が所狭しと並べられています。店の奥には、店主と思われる男性が椅子に腰かけており、手前には、お客の対応をする2名の丁稚奉公人と思われる男性店員が写っています。店員の一人は大きな算盤を、もう一人は商品の懐中時計を手にしており、商談中と思われます。
店内には額が掲げられており、「金銀時計付属品」と書かれています。
この写真は、柱時計の針が5時25分を指していることから、夕方に撮影されたものと判断できます。
大正6年年刊行の『熊谷大観』には、「時計貴金属商 近亀時計店 何でも無いものはない」との広告が掲載されています。
↓は宛名面です。
この葉書の製作年代ですが、宛名面通信文記載範囲が1/3になっていることから、明治40年(1907)以降で、宛名面通信文記載範囲が1/2になった大正7年(1918)以前につくられたものと推測されます。
明治から大正期にかけての時計店内部を記録した貴重な写真です。
2016-01-14 08:59
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