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前中西遺跡出土瓶6 [瓶]

前中西遺跡出土ビンの紹介6回目。今回は乳白色の「メンソレータム」ビンです。
口径5.5cm、底径5.7cm、高さ6.6cmを測ります。
IMGP1173.jpg
底面に「MENTHOLATUM REC TRADE MARK」とエンボスされています。

メンソレータムとは、アメリカのユッカ社(後にメンソレータム社に改称) が明治27年(1894)に開発し、同社または同社とライセンス契約を結んだ会社が製造・販売していた塗り薬の商品名です。大正9年(1920)には、「近江セールズ株式会社(現・近江兄弟社)」が設立され、「メンソレータム」の輸入販売を開始しています。現在は、1988年にメンソレータム社を買収して親会社となったロート製薬が製造・販売する、スキンケア商品のブランド名です。
また、ちょっとややこしいですが、近江兄弟社では、「メンターム」を販売しています。「メンソレータム」と「メンタム」と似ていますが、主原料や効能は「メンソレータム」とほぼ同じで、容器のデザインも酷似しています。「メンソレータム」が黄色ワセリンを使っているのに対し、「メンターム」は白色ワセリンを使っているため色合いが若干異なります。

ちなみに、「メンソレータム:MENTHOLATUM」の名前の由来はmenthol(メンソール)とpetrolatum(ペトロレータム:ワセリンの別名)の組み合わせです。
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