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レプリカ・セム法4 [古墳時代]

レプリカ・セム法による弥生時代の種子圧痕を研究している首都大学の方が、前中西遺跡出土土器の圧痕を調査しに江南文化財センターを訪れていますが、再びお願いして、以前紹介した、古墳時代の甕の口縁部にあった籾殻の圧痕と思われ跡を、シリコンで型を取って、走査型電子顕微鏡で撮影してもらいました。
IMGP3688.jpg

↓がその写真です。
20140225_132649.jpg
観察の結果、やはり籾殻の圧痕とのことです。圧痕は浅く器面に残されており、成形後の乾燥が進んだ時点での圧痕であり、偶然後口縁部に籾殻が付着したとは考えにくいことから、意識的に籾殻を押し付けたのではないかとのことです。日常、煮炊きに用いる甕ですが、文様にしては1箇所だけなので、別の意図をもって籾殻を押し付けた可能性があります。
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