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来て!見て!知って!文化財 [お知らせ]

『市報くまがや』2月号の「来て!見て!知って!文化財」。第11回目となる今回は、熊谷市の記念物(名勝)に指定されている市内小泉と小八林にある「切れ所」と「中の渕」を紹介しています。
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 「切れ所」(小泉地区)と「中の渕」(小八林地区)は、共に明治10年代以降の度重なる荒川洪水の破堤により形作られた池で、堤防を破った水が土壌を抉り取り、押し出した場所に水が留まったことから、「押堀」とも称されています。
 「切れ所」は、昭和13年の洪水の際に現在の形へと拡大した経過を辿り、屈曲した沼地の線が残されているなど保存状態が良好です。面積は7,200㎡で、荒川右岸に残されている押堀の中では比較的大きい規模を誇ります。
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また、「中の渕」は大芦橋に隣接した場所にあり、生成当初より規模が小さくなりましたが、面積は4,900㎡で、安定した水量を維持しています。現在では、この二つの池はヘラブナ釣りの名所として、市内外から多くの人々が訪れています。
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 なお、「切れ所」は、平成25年に文化庁が刊行した『名勝に関する総合調査』において重要事例に指定されています。

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