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来て!見て!知って!文化財 [お知らせ]

『市報くまがや』12月号の「来て!見て!知って!文化財」。
第9回目となる今回は、妻沼地区にある国指定重要文化財(建造物)「貴惣門」(熊谷市妻沼1627)を紹介しています。
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貴惣門は、妻沼聖天山の参道の正門として建てられた八脚門で、梁間5.2m、桁行9.2m、棟高13.3mの規模を誇ります。構造の中で特徴的なのは、側面(妻側)に破風を三つ重ねた類例の少ない特異な形式を有していることです。屋根には瓦棒銅板葺が用いられています。
貴惣門の建立は、歓喜院聖天堂の大工棟梁であった林兵庫正清が、寛保2年(1742)に利根川大洪水の復旧工事のために妻沼を訪ねた周防国岩国吉川藩(現在の山口県)の作事棟梁であった長谷川重右衛門に対して設計を依頼したことに始まります。
総欅造の建物全体には多様な技法を用いた細やかな彫刻が飾られ、江戸末期の造形技術の粋を感じることができます。貴惣門はその最高水準の代表例として全国的に高い評価を得ています。
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市のホームページからは、PDF版・電子版がダウンロードできますので、こちらからご覧ください
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