SSブログ

きかは便郵3 [きかは便郵]

昔の絵葉書の紹介。今回は、旧熊谷桜堤です。
満開の桜並木の下、着物を着て帽子を被った男性が写っています。右端にも、茶屋のような出店の軒下に着物を着た男性が写っています。桜並木に沿って土手上には木製と思われる「ぼんぼり」が立てられています。
sakurazutumi2.jpg
熊谷の桜堤は、1580年頃、熊谷堤(現在の熊谷桜堤より駅寄)が築かれ、その後桜が植えられ、江戸時代より、桜の名所として有名になりました。明治時代に入って一度枯れましたが、明治19年(1886)より植樹を開始し復活。明治43年(1910)には906本に達し、「一目千本」と称される桜堤となりました。大正12年(1923)には埼玉県から「史蹟名勝記念物」の指定を受け、昭和2年(1927)には内務省から「史跡名勝天然記念物」の指定を受けました。大正14年(1925)に大火にあい、多くが焼失、衰えてしまいました。昭和27年(1952)の荒川改修に伴い、新たな熊谷堤が築かれ、熊谷市市制施行20周年事業として桜を植樹し、現在の熊谷桜堤となっています。
絵葉書には、1906年(明治39)発行の、1銭5厘紫の「菊切手」が貼られ、消印は1912(明治45)4月22日となっています。現在は、万平公園に一部残されている旧熊谷桜堤を記録した貴重な写真です。
sakuradutumi2.jpg
本日、本ブログを開設して3年目に入りました。総閲覧者数も本日140,000人を超えました。今後ともよろしくお願いします。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。