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三角錐形石器 [縄文時代]

萩山遺跡の縄文時代早期の石器紹介No,4。今回は、三角錐形石器です。
スタンプ形石器と似た形状から、その一形態とする研究者もいます。別名凡字形石器。
形状は、三角錐形または四角錐形を呈しており、スタンプ形石器の機能と同様に、打ち欠いた底面を使用したと考えられています。
スタンプ形石器との違いは、形状が三角錐形を呈していること。側面は、平坦な自然面を裏面とし他面に整形加工を施すこと。分布域が、スタンプ形石器が南関東を中心とした関東全域に見られるのに対し、三角錐形石器は北関東に限られること。石質が黒色頁岩を用いることが多い等です。
IMGP1955.jpg
本遺跡は、三角錐形石器の分布南限付近に位置しており、200点以上あるスタンプ形石器に対し、数点しか確認されていません。
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