報告書「円山遺跡」 [奈良平安時代]
「円山遺跡」発掘調査報告書が刊行となりました。
市内箕輪地内に所在する円山遺跡の、山砂利・土採取に伴う発掘調査の報告書です。
検出された遺構は、弥生時代中期住居跡3軒・方形周溝墓1基、平安時代住居跡15軒です。
注目される遺物として、平安時代の住居跡から出土した「有」文字の鉄製烙印があります。
当時の政府管理の牧場では、牛馬に「官」の文字を烙印することが、大宝律令(701)の「厩牧令(きゅうもくれい)」に規定されていることから、「有」文字の烙印は私印と推定され、本遺跡周辺で有力者により馬が飼育されていたことが推定されます。
PDF版を、『熊谷市の文化財』「PDF文庫」にて公開しました。
市内箕輪地内に所在する円山遺跡の、山砂利・土採取に伴う発掘調査の報告書です。
検出された遺構は、弥生時代中期住居跡3軒・方形周溝墓1基、平安時代住居跡15軒です。
注目される遺物として、平安時代の住居跡から出土した「有」文字の鉄製烙印があります。
当時の政府管理の牧場では、牛馬に「官」の文字を烙印することが、大宝律令(701)の「厩牧令(きゅうもくれい)」に規定されていることから、「有」文字の烙印は私印と推定され、本遺跡周辺で有力者により馬が飼育されていたことが推定されます。
PDF版を、『熊谷市の文化財』「PDF文庫」にて公開しました。
2011-04-15 13:15
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