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江南文化財センター「踊る埴輪」複製品の測量調査 [はにわ関連グッズ]

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 熊谷市の野原古墳群から出土した「踊る埴輪」。江南文化財センターで所有、展示している、その複製品の形状データの測量が県内の彫塑制作会社によって行われました。現物は東京国立博物館が所有し、博物館のマスコットキャラクターなどにも活用され人気を集めています。東京国立博物館の現物から得た3Dデータはあるものの、制作者による技量に委ねた復元や、土台を強固にするなど若干のアレンジを加える場合のデータとしては、厚みや質感などを見ながらの測量データが必要であることから、今回の資料提供となりました。東京国立博物館の踊る埴輪は常設展示されており、その使用許可等の規定からも、測量調査の機会が極めて限られています。一方、国内において唯一の型取りの方法で復元された江南文化財センターの「踊る埴輪」がその代用として利用することができ、また県外の博物館施設で「踊る埴輪」複製品として出張展示されることもあります。素材は特殊樹脂加工によるものですが、サイズはもちろん、傷や欠損箇所なども復元していることから、本物との見分けがつかないほどの精巧さを誇ります。ただし、クリーム色の樹脂に彩色によって複製したことから、彩色部分の保存という課題もあります。制作会社は、東京国立博物館からの許可等のライセンス条件を踏まえて、今後得たデータに基づき倍加した規模の復元や、石製の塑像制作などのプロデュースを進める計画です。





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