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「平戸の大仏」仏像移動行事 [仏像]

 12月23日(水)、市内平戸の源宗寺にて「平戸の大仏」仏像移動行事が行われました。
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 開催当日は快晴に恵まれ、青空のもと、市内や地元平戸地区を中心に多くの来場者が訪れました。
 午前10時より薬師如来坐像、午後1時30分より観音菩薩坐像、その後続けて蓮華台の移動が行われました。途中、観音菩薩の移動に難航するも、関係者の皆様のご尽力により、無事、仮小屋に2体の仏像と台座を安置することができました。
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 観音菩薩の移動に難航する様子

 移動は、仏像の下にコロを敷き、左右前方から綱を引くかたちで行われました。コロナ禍での開催ということもあり、マスク着用や体温測定、名簿記入はもちろんのこと、参加者にはビニール手袋の着用をお願いし、綱に1.5メートル間隔で印をつけ、人数制限を行ったうえで順番に綱を引いてもらい、対策も万全に実施しました。
 吉備文化財修復所の牧野隆夫先生の掛け声を皮切りに綱が引かれ、像の向きを調整しながら少しずつ仮小屋内へ移動させました。
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 指示を出す牧野先生

 2体の仏像がいなくなった後の本堂は、内陣の床板が抜け落ち、土壁は剥がれ落ち、今にも崩れそうな状態です。満身創痍になりながら、よくここまで耐えてくれました。
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 本堂の建て替え中、2体の仏像は仮小屋内で保管され、一部補強と修理を行います。今後は、来年1月上旬に旧本堂の解体を行い、2月より新たな本堂の建築に着工する予定です。

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 無事に仮小屋に安置された「平戸の大仏」



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