群馬県板倉町文化財資料館 [展示]
群馬県板倉町にある文化財資料館
平成29年7月に渡良瀬遊水地がラムサール条約湿地に登録されてから5周年を迎えました。条約登録に向けて、渡良瀬遊水地保全・利活用協議会が組織され、群馬県板倉町、茨城県古河市、栃木県栃木市、小山市、野木町、埼玉県加須市によって構成されています。その中で群馬県に位置する板倉町は、群馬県内唯一の貝塚があることで知られています。平成24年4月に板倉町には資料館展示室が開設され、貝塚をはじめ、町内で発掘された土器や埴輪などが展示されています。また、板倉町の歴史や水場の文化が紹介されています。資料館内の織姫の部屋では、糸紡ぎ・機織りが体験できます。なお、板倉町の遺跡として知られる貝塚とは食糧とした貝の殻を捨てた場所であり、今から約7,600年前につくられたものです。貝塚から出土する物は貝殻・土器・骨などがあります。貝の種類はヤマトシジミ・カキ・ハイガイなどです。貝塚は縄文時代の人々のくらしがわかる宝の山です。群馬県内で貝塚があるのは板倉町だけで、地理的な特色を示しています。
2017-11-30 22:58
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