国宝「歓喜院聖天堂」の美装化事業 [建造物]
美装化事業を実施している国宝「歓喜院聖天堂」の拝殿
現在、国宝「歓喜院聖天堂」では文化財の保存維持を目的とした美装化事業が実施されています。平成28年度、文化庁における新規補助事業として「美しい日本探訪のための文化財建造物活用事業」が創設され、本事業に申請した妻沼聖天山本殿の国宝「歓喜院聖天堂」の極彩色彫刻の保存事業が採択されました。
歓喜院聖天堂では、平成28年9月から本補助事業に基づく「美装化」の工事が開始されています。平成28年度には、塗装の割れや剥落が認められる箇所に、乾燥彩色剥落止め及び補筆による彩色工事を行い、平成29年度には、漆の塗り直し、飾り金具補修工事を実施しています。文化庁をはじめ、文化財建造物の保存修理事業の新たな方策が検討され、その一つの事業として全国的に運営されています。なお、聖天堂は通常通り拝観することができます。
2017-11-24 18:09
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