星溪園の幽玄 [建造物]
星溪園の立礼席からの眺め
市指定名勝「星溪園」。
星溪寮内にある立礼席から外を眺める。
緑の世界を反射する石敷き。
幽玄の空間を感じさせます。
茶道の庭や、小径を意味する露地。
その美を語る時、「幽玄」という表現されることがあります。
幽玄とは、物事の趣が奥深くはかりしれないこと。また、そのさまを意味しますが、中世以前の日本文学とも関わる言葉で「もののあはれ」を受け継ぐ、中世の文学・芸能の美的理念の一であり、言葉に表れない、深くほのかな余情の美を表します。
また、和歌では、言外に感じられる王朝的な上品で優しくもの柔らかな情趣を、連歌では、艶でほのかな、言葉に表されない感覚的な境地を、また、ものさびた閑寂な余情を、能楽では、初め美しく柔和な風情の意から、静寂なる風情をも含む言葉として知られています。お茶会などを通じて、星溪園の幽玄の美を、ご堪能ください。
2017-09-15 23:25
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