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諏訪木遺跡発掘調査 3-3 [発掘調査]

 今年度4月に試掘調査を行った地点の発掘調査を7月から開始することになりました。「暑い町熊谷」で夏季期間の調査となるため、熱中症対策などの健康管理が重要になります。
 さて、今回は7月3日から5日にかけ、調査区域の表土を重機で剥ぎ、6日から作業員さんと発掘作業を行う予定でした。ところが、5日の夜にゲリラ豪雨に見舞われたため、調査区が水没し、プール状態となってしまいました。突然のハプニングに見舞われましたが、どうにか水抜きが完了し、1日遅れの7日から、作業員さんの協力のもと作業を始めることができました。

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重機のよる表土剥ぎ風景

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調査区水没(最大60cm程度)

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現場作業風景、テントで暑さ対策を実施

 今回の現場では、表土剥ぎから数多くの土器片が検出されています。櫛歯状工具による簾状文や波状文など土器片が確認され、それ以外にはS字口縁の特徴を備えた壺片が確認されていることから、弥生から古墳時代前期ごろの時期のものであろうと思われます。 
 隣接する寺院での平成27年度の発掘調査でも同様の時期に渡る土器が確認されているため、今回の調査箇所においても、同時期の遺物が確認されるものと思われます。
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