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深谷と熊谷を結ぶ [普及事業]

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深谷市の第25代深谷フラワークイーンであり、世界で活躍するフルート奏者の川上葉月さんが江南文化財センターを訪れました。川上さんは現在の深谷市で旧岡部町出身。武蔵野音楽大学を卒業し、フランス・ニース夏期国際音楽アカデミーに参加するほか、パリの音楽院や、パリ国立歌劇場管弦楽団首席奏者のクロード・ルフェーブルのもとで研鑽を積み、複数のコンクールで入賞を果たしています。帰国後は深谷や熊谷地域を中心に演奏会を開催し、音楽教室の主宰するなど後進の育成にも定評があります。川上さんは現在深谷市の観光振興のPRを進める中で、隣りの熊谷市の古代から続く歴史についても興味を抱き、知見を深めようと視察に訪れました。

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川上さんは土器の造形美や古代の首飾りとなるガラス小玉に興味を持たれ、「古代の熊谷での埴輪製造の文化と深谷の近代での煉瓦造りは、良質の粘土という時代を超えた共通点によるものではないか」という感想を話していました。現在、川上さんはクラウドファンディングによるCD制作プロジェクトを進めており、富岡製糸場初代場長で、熊谷の愛染堂の奉納額を記した尾高淳忠の子孫である作曲家・尾高尚忠や惇忠の作曲した曲の再演や収録を模索しているとのこと。古代から近代、そして現代につながる熊谷と深谷の歴史と文化の融合を図ろうと、音楽を通して情報発信を進める若きフルーティストの活動が楽しみです。

川上葉月さんのホームページ
http://www.hatsuki-flutelecon.com/profil



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