SSブログ

駅弁掛紙7 [その他]

昭和初年に熊谷駅で売られていた駅弁の掛紙の紹介7回目、今回も清水屋の「上等 御辨當」です。
ekiben7.jpg
左上に雪の積もった山並みのイラストと「旅装はお身軽に」、右下には長瀞の石畳の写真と桜、鉄道路線図のイラストと「名所 上岡観音南一里 熊谷寺西小八丁 熊谷桜堤南二丁 池亭西小八丁」、「熊谷驛 清水」 「金参拾五銭」と印刷されています。右欄外には「御注意 空箱を窓から投げないで腰かけの下にお置き下さい!」、左欄外に「販売品と従業員の営業振りに付き御心付きの点は鉄道係員へ御申告願ひます。」、欄外下には「鉄道構内営業人組合東京下谷中根岸山水社印行」と印字されています。
右上の丸欄に「調整 4.7.7 午前6時」とスタンプが押されており、この弁当が昭和4年7月7日に製造販売されたものと判断されます。

清水屋:店主清水藤左衛門(1880-1952)。藤左衛門は、旧制熊谷中学第一回生で、昭和8年熊谷市政施行後議員に当選し、第一回市議会議長、熊谷市第一土地区画整理組合長に就任し市政に貢献。東京諸新聞販売、埼玉無尽株式会社を興す。明治16年熊谷駅開業に際し、熊谷駅前に客待ちの茶店を出し、駅売り弁当や熊谷五家宝の駅売りを初めて行った。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。