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宮下遺跡発掘調査20 [発掘調査]

宮下遺跡の発掘調査紹介20回目。
調査区東端より開始した発掘調査は、調査区の西端部に移行しています。調査の終了した東側では、大型のクレーンや杭打ち機が工事を進めています。
RIMG3271.jpg
↓は、調査区の土層堆積状況を確認するための深掘りを行っているところです。ローム層下の川本粘土層まで掘り下げています。
RIMG3263.jpg
遺跡の立地する江南台地は、寄居町金尾付近より、熊谷市吉岡地区・大里地区(旧大里町)に至る東西17km、南北3kmにわたる幅狭な洪積台地です。江南台地は、表層に腐食土が堆積し、その下には南関東の立川ローム層に対比されている大里ローム層と称されているローム層(層厚1 - 2m)が堆積し、その下部には新期ローム層(層厚1 - 2m)、その下部には川本粘土層とされる灰白色の粘土層(層厚2 - 5m)、さらに下部には、台地の基盤となる荒川中位段丘の発達した第三紀層上に秩父古生層を起源とする砂礫層(層厚8 - 20m)が堆積しています。
RIMG2241.jpg秩父古生層を起源とする砂礫層まで下げた地層断面

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