西別府官衙遺跡群 説明板設置

市内西別府地内に所在する西別府官衙遺跡群の説明板を、湯殿神社参道脇に設置しました。

西別府官衙遺跡群は、古代幡羅郡に係る遺跡群で、深谷市幡羅遺跡から続く幡羅郡家の一部である西別府遺跡・古代寺院跡の西別府廃寺・湧泉祭祀跡の西別府祭祀遺跡（熊谷市指定文化財　史跡）の３遺跡からなる飛鳥時代から平安時代の遺跡群です。郡家・寺院・祭祀の３要素が有機的に機能していることが確認された郡家は、岐阜県弥勒寺官衙遺跡群に次いで全国で２番目となります。現在、これら遺跡群の範囲は、そのほとんどが農地として利用されており、当時の景観を今に非常に良く残していることから、郡家の実態に迫ることのできる情報が豊富に含まれる貴重な遺跡群です。