SSブログ

前中西遺跡出土瓶15 [瓶]

前中西遺跡出土ビンの紹介、15回目。今回は、「わかもと製薬株式会社」の薬ビンです。
IMGP1520.jpg
高さ15.4cm、口径3.6cm、底径6.6cmを測ります。側面上部に2条線、下部に3条線がエンボスされており、この条線間に紙ラベルが貼られていたと推測されます。底部には、「砲丸投げ」の人物がエンボスされています。
IMGP1522.jpg
わかもと製薬は、昭和 4年(1929)に東京市芝公園大門に合資会社 「栄養と育児の会」を設立し、若さの素、新栄養剤『若素(わかもと)』を発売し、家庭薬として話題になりました。昭和18年に、商号を現在の「わかもと製薬株式会社」と改称。昭和37年(1962年)以降は、胚芽培養末にビタミンB1、ビタミンB2やニコチン酸アミドとビール酵母を加え、乳酸菌数も増やして現在の「強力わかもと」を発売しています。
出土したビンは、この「強力わかもと」以前の、昭和30年代のものと思われます。
ちなみに、「砲丸投げ」のマークは、外国映画が好きだった創業者が、ある映画で見た砲丸投げのシーンを見て、その健康的な肉体美が商品のイメージにピッタリだとひらめいたことによるとのことです。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。