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前中西遺跡出土瓶13 [瓶]

前中西遺跡出土ビンの紹介、13回目。今回は、「神谷シャトー」のワインビンです。
IMGP1329.jpg
高さ28.2cm、口径2.5cm、底径6.4cmを測ります。肩部に「BEE BRAND (蜂) SWEET WINE」とエンボスされ、(蜂)の位置に蜂のデザインが配されています。胴部下端には、「TOKYO JAPAN KAMIYA SHUZO CO.LTD」とエンボスされています。
hati.jpg蜂のエンボス
「神谷シャトー」創業者の神谷伝兵衛(1856-1922)は、明治13年(1880年)、東京浅草に「みかはや銘酒店」を開店します。そこで販売された輸入葡萄酒を原料とした日本人好みの甘口の再製葡萄酒は評判を呼び、明治18年(1885)に「蜂印葡萄酒」、明治19年(1886)に「蜂印香竄葡萄酒: はちじるしこうざんぶどうしゅ」の名で売り出し海外でも高い評価を受けました。明治31年(1898)には、茨城の原野を開墾して神谷葡萄園を開園し、明治36年(1903)には醸造場の神谷シャトー(牛久シャトー、現・シャトーカミヤ)を竣工させました。明治45年(1912)4月10日には、浅草の店を改装して日本最初の洋酒バー「神谷バー」を開業しています。
茨城県牛久市にあるワイン醸造施設のシャトーカミヤの事務室(現・本館)など3棟の建物は、平成20年に重要文化財に指定されています。
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