SSブログ

前中西遺跡出土瓶3 [瓶]

前中西遺跡出土ビンの紹介3回目。今回は「ヤマト糊」のビンです。
口径4.6cm、高さ3.8cm、底形4.8cmを測ります。
ヤマト糊は、ヤマト株式会社が製造・販売するデンプン系の接着剤です。
ヤマト糊というと、塩化ビニール製の青や緑色のチューブやボトルに入った物を思い浮かべますが、発売当初はビンに入れられて販売されていました。
明治32年(1899)、 木内弥吉が東京都墨田区において「ヤマト糊本舗」を開業し、保存できるでんぷん糊「ヤマト糊」の製造販売を開始しました。それまでのでんぷん糊は、自家製で保存が効かなかったことから、日本初の「保存できるでんぷん糊」として、広く受け入れられました。
IMGP1041.jpg
底面には「ヤマト糊」とエンボスされています。
IMGP1042.jpg
昭和33年(1958 )ヤマト糊をガラス容器から塩化ビニール製容器へと替えていること、エンボス表記が右⇒左となっていることから、このビンは戦前のものと推測されます。
ちなみに、現在、デンプンにはタピオカを使用しています。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。