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きかは便郵52 [きかは便郵]

熊谷地域の昔の絵葉書紹介52回目。今回は、「埼玉県立熊谷高等女学校」です。
kumajo2.jpg
本校舎の前景と右端に講堂が写っています。写真の下には本校舎の平面図と校地内の建物配置図と生徒の概要が記載されています。
建物配置図によると、南側に本校舎、その北側に講堂、渡り廊下でつながって北側に寄宿舎が建てられていました。校地内には、北西隅に畑、講堂の東側に運動場、北東に水田と池が配されていたようです。生徒の概要は、学級数7、生徒数325、出身郡として、大里189、北埼玉78、児玉31、比企11、北足立10、秩父3、南埼玉3、経歴として、尋常160、高一了82、高二了80、その他3、寄宿75、通学250、大正2年7月調となっています。
校舎の写真だけでなく、当時の校舎の配置、生徒の概要がわかる貴重な資料です。

この葉書の製作年代ですが、
1.宛名面上部の「きかは便郵」は、昭和8年(1933)年2月15日以前の書き方
2.宛名面通信文記載範囲が1/3になっていることから、明治40年(1907)以降で、宛名面通信文記載範囲が1/2になった大正7年(1918)以前。
3.熊谷女子高等女学校の設立は、明治43年(1910)年。
4.生徒概要の調査年月日は大正2年7月
このことから、この写真は大正2年(1913)~大正7年(1918)の間に製作されたものと思われます。
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