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きかは便郵40 [きかは便郵]

昔の熊谷地域の絵葉書紹介40回目。今回は、「妻沼大橋」です。
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写真下には「武州妻沼大橋 其三」と印字されています。
妻沼大橋は、群馬県太田市と埼玉県妻沼町を結ぶ利根川に架かる橋として、大正11年に、全長691m、幅4.5mの木製の常設橋として完成しました。
この妻沼大橋ができる前は、明治17年まで渡し船、その後、20艘の船を浮かべて板を渡した船橋が架けられていました。
昭和18年には、鉄製の橋に架け替えられ、「刀水橋」と命名されました。この「刀水橋」は、新田義貞(1301?-1338)が、戦いの後、川で刀を洗ったという故事にちなんで命名されたものです。
現在の刀水橋は↓、総工費16億7,700万円をかけて、昭和46年に完成しました。
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↓は、妻沼大橋の架橋経緯を記した石碑です。大正11年4月に建立されたもので、題字は埼玉県知事堀内秀太郎です。妻沼大橋は、埼玉県議会と群馬県議会で審議を重ね、大正9年から11年度の継続工事として認可され、大正10年9月に起工、大正11年4月竣工と記されていいます。右岸(埼玉県側)の21間(約38m)は仮橋で、洪水時には取り外されたと記されています。
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↓は、現在も利根川に残る、妻沼大橋の木製橋脚跡です。船の衝突を防ぐために、橋脚にはオレンジ色のブイが取り付けられています。
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