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きかは便郵39 [きかは便郵]

昔の熊谷地域の絵葉書紹介39回目。今回は、「大幡尋常高等小学校」です。
oohatajinjoushougakkou.jpg
写真の右上に写る、平屋の瓦葺の建物が「大幡尋常高等小学校」です。手前には校庭が写っています。
写真左下の建物は、「大幡区長事務所」です。奥に平屋の瓦葺建物が写っていることから、「大幡尋常高等小学校」と隣接して建てられていた可能性があります。
「大幡尋常高等小学校」は、現在の代地内に所在する大幡小学校の前身です。
その沿革は、
明治6年6月11日 代小学校が設置。
明治22年8月1日  原島、代、柿沼、新島をもって大幡小学校と改称。
明治35年5月1日 代に校舎を新築して移転し、 大幡尋常小学校と改称。
大正9年4月1日 東校舎一棟を新築し、高等科設置。
昭和16年4月1日 熊谷市立大幡国民学校と改称。
昭和22年4月1日 熊谷市立大幡小学校と改称。
となっています。

尋常高等小学校とは、国民学校令が施行される前の学校のうち、尋常小学校の教科と高等小学校の教科とを一校に併置した小学校のことです。国民学校令の施行とともに国民学校に改組されました。尋常小学校は義務教育でしたが、高等小学校は義務教育の実施校でなかったので授業料を徴収しました。

この葉書の製作年代ですが、
1.宛名面上部の「きかは便郵」は、昭和8年(1933)2月15日以前の書き方
2.宛名面通信文記載範囲が1/2は、大正7年(1918)3月1日以降
3.大正9年(1920)に高等科を設置
以上のことから、この絵葉書は、大正9年(1920)~昭和8年(1933)の間に製作されたものと推測されます。


  


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