管玉石材分析 [弥生時代]
昨年、発掘調査を実施した、前中西遺跡の礫床木棺墓出土の管玉の石材分析を、公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団にて行いました。
管玉は、合計161点出土していますが、色調で分類される3種類(オリーブ緑色・灰緑色・赤色)について、X線回折装置にて岩石に含まれている鉱物分析を行ないました。
↓は、X線回折装置です。
回折の結果、オリーブ緑色と灰緑色の管玉は緑色凝灰岩、赤色の管玉は玉髄(碧玉:いわゆる赤玉石・鉄石英)でした。
オリーブ緑色の緑色凝灰岩の、回折図が↓です。最大ピークが水晶(quartz)を示し主成分となりますが、他の成分に由来するピークが複数認められることから、緑色凝灰岩と判断されました。
オリーブ緑色と灰緑色の管玉は、色調は異なりますが、水晶以外の成分が類似しており同一の産地の可能性が高いとのことです。
管玉は、合計161点出土していますが、色調で分類される3種類(オリーブ緑色・灰緑色・赤色)について、X線回折装置にて岩石に含まれている鉱物分析を行ないました。
↓は、X線回折装置です。
回折の結果、オリーブ緑色と灰緑色の管玉は緑色凝灰岩、赤色の管玉は玉髄(碧玉:いわゆる赤玉石・鉄石英)でした。
オリーブ緑色の緑色凝灰岩の、回折図が↓です。最大ピークが水晶(quartz)を示し主成分となりますが、他の成分に由来するピークが複数認められることから、緑色凝灰岩と判断されました。
オリーブ緑色と灰緑色の管玉は、色調は異なりますが、水晶以外の成分が類似しており同一の産地の可能性が高いとのことです。
2014-01-29 14:28
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