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籠原裏遺跡出土瓶3 [瓶]

籠原裏遺跡出土瓶の紹介3回目。今回は、大日本麦酒のビール瓶です。
IMGP6025.jpg
瓶は、ホップ成分の光酸化による品質の劣化を軽減するため茶色に着色されており、高さ28.5cm、底径7.5cmを測る、大瓶サイズです。肩の部分に「TRADE MARK」と「〇」の中央に点とロゴマーク、底部側面に「DAINIPPON BREWERY COLTD」、底面に「☆」とその周囲に「16」「3」「A」がエンボスされています。「☆」の中には、肩部同様の「〇」の中央に点のマークがエンボスされており、何らかの意味を持つマークのようです。
↓は、肩部にエンボスされているDNBのロゴマークです。
bakushu.jpg
大日本麦酒株式会社は、1906年(明治39)に、大阪麦酒(アサヒビールの前身)、日本麦酒(恵比寿ビールを製造)、札幌麦酒(サッポロビールの前身)が合併して誕生しました。一時は、市場占有率約7割を占めていましたが、1949年(昭和24)、過度経済力集中排除法の適用を受け、朝日麦酒(現アサヒグループホールディングス)と日本麦酒(現サッポロホールディングス)に分割されました。
したがって、この瓶の製造年は、1906年(明治39)~1949年(昭和24)の間となります。底面の「15」と「3」が製造年月日を示しているとすれば昭和15年3月ですが、この数字の意味するところは不明です。
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